見出し画像

Part of Solitude

仕事終わっていつものように車を走らせて、家についた時、

雪が降ってたけどふと歩きたくなった。

ぼくが仕事している間もずっと降っていたのだろう、

雪は人々の足跡を完全に隠して、歩く度に

きゅっきゅって音がした。

空を見上げると都会ならではの灰色の空に

大粒の雪が紙吹雪の様に舞っている。

歩いてると駐車場があって、街灯の下にある木が

なんだかクリスマスツリーのように綺麗だった。

至って普通の駐車場だ。

何の車種だか分からないほど雪が積もっている車が

何台か止まっていてナンバープレートには

小さなつららがいくつも連なっている。

暗いと雪の形は全然見えないけれど、

街灯に照らされたその部分だけは

まるで海中深くまで届く太陽の光のように

雪と暗闇を明るく照らしていた。

いつもなら何も感じず普通に通り過ぎるだけのその景色が

疲れてたからだろうか、何だか妙に幻想的で

光に照らされた雪が星のように輝いている気がした。


目で見る分にはなんてことのない景色だったと思う。

だけどぼくにはその時心のフィルターを通して

その景色がこう見えた。

寒かったからスマートフォンを持つ手は少し震えたけれど

twitterにアップできる時間は2分20秒なので

なるべくぶれぬよう2分ジャストしっかり横にもって撮影した。

曲は本当はもう少し長いけれどあまり長くても間延びしちゃうので

この辺で。


曲はオリジナルです。

『最も美しいクラシック曲12選』にアップした

リストの曲紹介の時に

ペトラルカの詩を読んでる時にトイピアノで演奏してた曲が

この曲です。


ということでちょと思い立って書いてみました。

来週日曜日は『最も美しいクラシック曲12選』を

お届けしたいと思います。

演奏会ではぼく以外弾いてる人見たことないな・・・。

とちょとマイナーです。

お楽しみに。

ちゅーすばっばー!

Pianist Dai



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?