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PICスクール 8月の1冊「じぶん時間を生きる」

8月も始まり、いよいよ夏本番到来ですね。みなさま健やかにお過ごしでしょうか?
私は数年ぶりに花火大会を目の前で観て、夏の風物詩を満喫させていただきました。「日本の夏」を味わえるのっていいですね。
毎月前半は最近読んだ本の中からみなさんのお役に立ちそうな1冊をご紹介させていただこうと思います。
(後半3週目、4週目はフォーラムの内容をレポートさせていただきます)

◆今週の1冊

佐宗邦威著 じぶん時間を生きる TRANSITION(あさま社)

PICスクールのポリシーは、「明日からのチームのために、『自分軸で生きて他者へ関心を持つ』という生き方を私たちからはじめましょう!」としています。今回の1冊「じぶん時間を生きる」はそれと共通点ががあるのでは?と興味がわき、この1冊を選ばせていただきました。

「じぶん時間」とは?

作者の佐宗さんは、コロナ禍でリモートワークが当たり前になってご自身の時間感覚に変化を感じられたそうです。

テレワークが増えたことで、みんなが分散して「それぞれのペース」ではたらくという選択肢が生まれた。それとともに、周りの人の様子が見えにくくなった。その結果、誰かと競争するのではなく、自分のペースで(自分起点で)過ごす時間が明らかに増えている。1日24時間という時間の総量は変わらなくても、環境が変わることで、僕らが時間をどのように体感するか、という時間感覚は変わるのだ。

これを「他人時間」から「じぶん時間」へのシフトと表現されています。

「じぶん時間」を意識した生活を送ってみて

夏休み期間家族が不在になる1週間を送ることができる機会がやってきました。早速、「じぶん時間」を意識して過ごす生活を体験、観察してみることにしました。

◎幸せを感じられたこと
・家事に追われない生活の心地よさ
・好きな時間にお風呂に入ることができる幸せ
・朝散歩に行き、猫のお昼寝姿に癒されたり、空と森の色合いに美しさを感  
 じる心の余裕があること
◎物足りなさを感じたこと
・いつも顔を合わせている家族との会話がないさみしさ
・なんか世界の中にポツンと一人でいるような静寂さに居心地の悪さ
特に、朝の2時間をじぶんのためだけに時間をつかえることの贅沢さがとても心地よかったです。

私にとっての気づき

・「じぶん時間」という余白を自分のスケジュールに組み込むことの大切さ
自分主体に過ごせる時間=「じぶん時間」は、常に自分をご機嫌な状態でいられるようになることが体験できました。
これから日常生活に戻ったときにも、スケジュールの余白コントロールが上達する=じぶん時間を増やすことが可能となると、より楽しさを感じられる割合も増えていくのではないでしょうか?
そして、いつもと違う時間の過ごし方をすると、不慣れなことから物足りなさや居心地の悪さを感じたのは意外な発見でした。
この本では、「じぶん時間」を意識した生活への移行時期に起こる内面の変化について詳しく書かれていました

第2章 トランジション 新しい自分に出会う

トランジション理論(ウィリアム・ブリッジス提唱)
第一段階:終わらせる時期
 これまでなんとなく惰性で続けている生活や習慣、仕事などをしっかり終わらせる。それによって新たなものを受け入れる「余白」が生まれる。第一章で例示した、移住をきっかけに、人間関係が強制的にリセットされた事例も、まさに典型的な「終わらせる」の段階だ。
第二段階:ニュートラルな段階
 過去のステージをいったんリセットすると、方向感覚が失われて不安に襲われる。それでも、日々の感覚に意識を向けて、感性を刺激するような活動を意識的に行っていく。そのような過ごし方が大切な時期だ。
第三段階:次のステージを始める段階(再生期)
 あれこれと模索を続けるなかで進むべき方向が見えてくる。そこからはモードを切り替えて、その方向に向かって積極的に行動に移していく。このようなステップを踏みながら人は人生の「転機」を乗り越えていく

この本は、今の生活や過ごし方を変えてみたいけれど、実際にやってみた時の不安をどう乗り越えればいいのかで足がすくんでいるような方には、地図のようにガイド的に役立てると心強い1冊になると思います。
そして、「じぶん時間」を増やしていくことがうまくできるようになると心の余裕が生み出され、周囲の人たちにも親切に接することができる余裕がうまれる。PICスクールでお伝えしている『自分軸で生きて他者へ関心を持つ』という生き方ができるようになることにつながると思います。

こんな方におすすめ

・今の状況を変えてみたいと考え始めてる方
・移住後にどんな変化があるのか知りたい方
・これからの未来についてじっくり考えてみたい方
佐宗さんは、個人の生き方のトランジションに悩んでいる方に何かヒントになるようにと考え執筆されたそうです。

もうすぐお盆休みに入られるかたもいらっしゃると思うので、2023年下期を充実した期間にするためにこの本をお供にじっくり自分と向き合う豊かな時間をすごしてみるのはいかがでしょうか?

読了目安時間:2時間程度

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