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PICスクール 9月の1冊「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分をつくる方法

9月になり朝晩さわやかな風が感じられるようになってきましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
プロ野球もペナントレースの優勝が決まったニュースが聞こえてきて、少しずつ秋が近づいてきたことを実感してます。
今週は最近読んだ本の中からみなさんのお役に立ちそうな1冊をご紹介させていただこうと思います。

◆今週の1冊

舟木彩乃著 「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分をつくる方法(河出書房新社)

この本は、「小手先でないストレスマネジメント!」の帯に惹かれ、ストレスと上手に向き合うヒントが学べると、PICスクールで大切にしているより「はたらくを自分らしく前向きに」を実現できるのではと考え、選ばせていただきました。

◆「首尾一貫感覚」とは?


P10「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分をつくる方法

この概念は、別名、「ストレス対処法」や「健康に生きる力」などと呼ばれているそうです。
首尾一貫感覚は大きく3つの感覚からなっているそうです。
そして、先天的なものではなく、後天的に高めていけるスキルです。

・把握可能感(だいたいわかった):自分の置かれている状況や今後の展開を把握できると思うこと
・処理可能感(なんとかなる):自分に降りかかるストレスや障害に対処できると思うこと
・有意味感(どんなことにも意味がある):自分の人生や自身に起こることにはすべて意味があると思うこと

「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分をつくる方法

「生きるヒント」を身に付ける方法

困難な状況を前向きに乗り越えた人たちが持っていた究極の「生きるヒント
」の具体的なトレーニング方法としては、下記のようなものが紹介されています。

  • 「職業性ストレスモデル」を用いて自分の悩みを整理する P111

  • 認知行動療法で「物事のとらえ方」を修正する P120

  • 相手を不快にさせず自分の意見を伝えるIメッセージを習得する P132

  • 「JDCモデル」で「働く意味」「働きがい」を考える P143

つらい出来事を乗り越えることが良質な人生経験となる

困難な状況を乗り越えることがその人らしい人生哲学の発見につながると書かれていた部分に自分自身の過去の体験を照らし合わせながら前向きに振り返ることができました。とくに印象的だった部分を記載しておきます。

良質な人生経験を積んでいくと、自分のいる世界を信頼できるようになり、愛おしく思えるようになります。世界を愛おしく思えるようになると、”今”が変わり、”今”を生きられるようになります。”今”を大切に思えるようになったら、あなたのかけがえのない過去の出来事はより尊いものになり、つらい過去はその意味を変えてくるかもしれません。

「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分をつくる方 P188

私にとっての学び

過去の困難な場面で自分の中でどんなことが起こっていたのか?そして、もし同じ場面が来たときにはどのように対処すればいいのかという具体的なトレーニング方法がとても参考になりました。
困難に直面したときに、「今何が起きているのか?」「この壁を超えることは、自分の人生にとってどんな意味があるのか」という点に注目して、乗り越えていき、乗り越えられた暁にはその秘訣を自分の記録に残しておく。
この繰り返しを続けていくことで、困難への対処力が高まり、人生のより多くの時間を楽しく過ごすことができるようになっていくのだと感じました。
この本をとおしての学びが、自分の人生を俯瞰的にみられるスキルにつながり、困難を前向きに乗り越えて充実した人生を歩めるようになるきっかけになりそうです。ぜひ参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

・人生の岐路に立ち迷っている方
・自分の大切にしていきたい軸を探してる方
・困難に直面したあとなかなか立ち直れずグルグルしている方

読了目安時間:2時間程度

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