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PICフォーラム 8月 『地方で20年後どうやったら楽しく生きられるか?』


■はじめに

 PICフォーラムとはサイボウズが運営する社会人向けキャリア自律支援スクール「PICスクール」を受講後の継続した学びの場を提供するため、月2回の勉強会を実施しています。「その道のプロの方」と「スクール生の得意な分野の発表」と2つのカテゴリーに分かれて運営されています。

〇今回の発表者:

野水克也さん(サイボウズソーシャルデザインラボ所属/サイボウズフェロー)
テーマ:「地方で20年後どうやったら楽しく生きられるか?」
~ウルトラ過疎地の持続可能性を突き詰める~

野水さんは昨年故郷の石川県能登地方に古民家を購入され、首都圏からUターン移住されました。ミドル世代の移住体験と地方都市でのこれからの生き方についてお話いただきました。

〇学び

・移住先の選び方
 今回は実家の場所よりも車で1時間ほどの能登地方に住居を構えることにしたため、2~3年前からリサーチ開始。
 移住先は、将来の人口動向も参考にしながら考えていくといい。
(各自治体が出している人口統計予測など)
・移住先での新たな人間関係の築き方
  地元のつなぎ役となってくれる方をみつけ、コミュニティになじんでいくといい。
  得意分野(技術/知識など)を生かしながら勉強会開いたり、助け合ったりしながら関係性を深めていく。 
・人口減少時代を楽しく過ごす知恵と工夫
  ・自宅を自分でリフォーム
  ・自伐林業を取り組み始める
将来人口が減少し、自治体に頼らず自給する方法も視野にいれながらゼロから学び、活動中
・生涯成長を感じられる環境で過ごしたい 
新しいことにチャレンジできる要素が多くあることで、人生が豊かに楽しくなれる

■アフタートーク

恒例のアフタートークでは、こんな話題がでてきました
・移住を考える時期
 ・子供の学童時期:小学校に入学前に故郷に帰りたいと考える
 (首都圏→ふるさと)
 ・子育て期の終了後:首都圏で子育て期を過ごし、セカンドキャリアをUターンもしくは、別の地方で暮らしたい
・リモートワークが可能となり、自然豊かな環境で定年退職後にゆるやかに移行できる場所で働き生活することが可能になってきた
(身体的に元気なうちに拠点を作ることができる)
・人口拡大時代→人口減少時代のビジネスモデルの変化に対応することの大切さ
・地方での教育環境の選択肢について(首都圏のほうが選択肢が多そう)
・子育て期がもうすぐ終わるけれど、セカンドキャリアと考えていなかった。
(これから自分のペースでやりたいことができる!とワクワクしていた)
・都会は新たな人脈ネットワークを作る難しさがある。地方では、限られた人同士で助け合う必要があるため気軽に声をかけあう習慣がある。移住したことになり一日の会話量が増えた。

〇おわりに

今回の野水さんの移住はご家族との移住への考え方の調整や、セカンドキャリアをどう過ごすかを考える大きなヒントをいただける機会となりました。いつまでも楽しく充実した日々を送るために、どんな場所ですごしたいと考えるのかあらためて家族と向き合ってみたいと思います。
ぜひ、みなさんもご自身の「大切にしたいこと」を中心にしながら未来を考えるきかっけにしていただけたら嬉しいです。


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