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「ぴさら」卒業生のための「ひだまり食堂」始まりました!

「ひだまり食堂」のイメージイラストでは、
ひまわりさんたちが「いつでも帰っておいで」と言っています

ないなら作ろう!と若年妊婦のための居場所「ぴさら」を立ち上げて4年目のこの夏、ピッコラーレは少し広い拠点に引っ越しをしました。同じ建物の中で、上は「ぴさら」、下は事務局と「アフターケア」のためのスペースとして、少しですが余裕をもって運営できるようになりました。

「ぴさら」にたどり着くまで、利用者の方々は一人ひとりちがった、様々な経験や事情を抱えていました。「ぴさら」で過ごす数ヶ月の間に、心身に抱えた荷を少し下ろしたとしても、また、それぞれの人生をそれぞれの場所で生きていくことになります。

残念ながら、現在の私たちの社会は、若い女性が一人で、あるいはシングルマザーとして生きるときに、優しいとは言いにくいのが現実です。
もし、安心できる実家があれば、時々立ち寄って、たわいない雑談をしたり、ちょっと美味しいものを食べたり、ただ家族の顔を見るだけでも、元気をもらって、また明日からがんばれることもあるでしょう。

では、「ぴさら」の卒業生は?
彼女たちの、その後を支える「理想の実家」みたいなものを作りたい、それがピッコラーレがはじめた「アフターケア」事業です。
お手本がある訳ではなく、現実的にどうやって運営していくことができるか、まだまだ試行錯誤中です。でも、とにかくやってみなければ、ニーズも課題も見えてきません。

この11月からは、「ぴさら」の卒業生なら誰でも参加できる「ひだまり食堂」を始めました。
懐かしい「ぴさら」スタッフの手料理を食べ、近況報告をしたり、思い出話をしたり。少しホッとした時間を過ごすことで、例えば子育てのストレスや将来への不安や孤独感などが和らいでくれたらと、心を配って運営しています。

「ひだまり食堂」は、その時「ぴさら」にステイしている利用者も参加できます。卒業生の姿を見て、これからの生活にイメージが持てるかもしれません。卒業生同士でも、それぞれの歩みは違っていて、いろんな可能性に気づけるかもしれません。スタッフも含めて、参加する人たちが、お互いをリスペクトしあえる場所に育てていきたいと考えています。

これからも、「ひだまり食堂」は定期的に開きたいと計画しています。
その中で、ニーズや課題が見えてきたら、次の活動に活かしていきたいと考えています。

「ひだまり食堂」のような取り組みは、緊急性は低いかもしれませんが、虐待の連鎖を未然に防いだり、今後のピッコラーレや「ぴさら」の運営にとっても、大切な活動になっていくのではないかと感じています。
ぜひ、クラウドファンディングやマンスリーサポーターとして支えていただけたらと願っております!

クラウドファンディングのご案内
現在ピッコラーレでは、クラウドファンディング「誰にも頼れない妊娠をなくしたい。相談から途切れない支援を一緒に」を実施しています。
妊婦が孤立せず、助けてと言える社会へ、どうかご支援よろしくお願いいたします!

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