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激論 | スピリチュアル系は信じない❗

私はスピリチュアル系の話が苦手。

正確な定義は知らないが、おおよそ次のようにものを「スピリチュアル系」と呼ぶことにします。

「スピリチュアル系」
占い・心霊現象・前世を信じたり、
陰謀論を語ったりすること

まぁ、話のネタとして占いを語る人に目くじらをたてるつもりはないし、人と語るという意味で話を聞くことまでを頭ごなしに否定はしない。話題は何であれ、一人で悩むより人と話すと気が紛れるということはある。参考程度に耳に入れるくらいはいい。しかし、占いに心酔はしたくないし、私にはできない。

科学が必ずしも万能だとは言わないが、科学には「反証性」「再現性」がある。

同じ条件で同じ実験をすれば、誰がやっても同じ結果になる。間違っているならば、きちんと証明することが原理的に可能だ。

心霊現象はその場限りのもの。同じ条件を整えても再現されることはまずない。再現できるならば、科学的な説明ができるはずだと考える。

前世・死後の世界は、写真を撮ろうが何をしようがあるとは言えない。写真を見せられても、現世のどこかの場所だろうと考える。

陰謀論というのも信じない。
巨大地震や災害を陰謀だ考えるのは非科学だ。地球の時間を一秒ズラすほどのパワーを人為的に作り出す人間がいたなど到底信じることはできない。


「スピリチュアル系」の話は、肯定するにも否定するのも、原理的に不可能なものばかり。
「ある」とも「ない」とも言えないから、結局のところ「信じるか信じないか」の問題だ。

私は「信じない」ほうに賭けている。

なぜか?

それは、他人から言われたことを鵜呑みにしたくないし、スピリチュアル系の言葉ではなく、理性的な言葉で納得することを願うからだ。

実験が出来ないことが多いという面では、スピリチュアル系も哲学も似た面があるが、私は概念を正確につかめば、誰でも一応の理解はしうる哲学を好む。これは「好み」の問題。


陰謀論を説く人は、たいてい政府発表のものはウソだと決めつけ、ネット上の情報が常に正しいと思う傾向がある。

政府の言うことも、ネット上も情報も、疑ってかかれば「どちらも信用できない」というのならいい。しかし、確証できないという面ではなんら変わることはないのに、一方を信じ一方を否定するという考え方にはついていけない。

要はバランスの問題なのだが、少し考えれば科学的におかしなことは信じない。

スピリチュアルな説明より、科学的な説明を好む。陰謀論を信じる人に限って、自分の頭で考えるということがない。「他律的」な判断に頼り、「自律的」な判断をしていない。

科学や哲学には「分からないこと」は「分からない」という潔さがあるが、スピリチュアル系は「分からないこと」を「分かったかのように語る」。そこが嫌いなところ





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