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エッセイ | なぜ片思いは究極的な愛なのか?

 愛情とは決して見返りを求めるものではない。

 私があなたを愛したら、あなたも私を愛してほしいと望むことが愛情と呼べるだろうか?

 私があなたから愛されることはなくても、あなたを愛することこそ、愛情なのではないだろうか?


 実はこの記事は、タイトルの大切さを考える記事です。とくに片思いについて掘り下げて考えるわけではありません😀。

 これまでいくつもの記事を書いてきましたが、一生懸命書いた記事よりも、思い付きで書いた記事のほうが読まれるという経験を何度もしてきました。
 内容が大切だと思ってきましたが、「タイトルの大切さ」を考えるきっかけになったのは次の記事(↓)です。

 未読の方にはぜひ読んでいただきたい記事です😀。


 私は今まで「タイトルだけで判断するな!」という気持ちが強かったのですが、自分が読者の立場になって考えてみると、まず最初に目に飛び込んでくるのは、記事のタイトルです。その記事を読むか読まないかの第一関門ですね。

 私の場合は、「本文の内容が分かりやすいもの」という感じで、比較的適当につけていたのですが、今後は少し意識してみようかと思いました。 


 タイトルが秀逸なものならば、少なくとも短期的には、読んでもらえる機会を多く得られます。タイトルだけでなく、内容も秀逸であれば、長期的に読んでもらえるでしょう。

 具体的にどうすればよいか、ということは、上に掲げた(↑)記事を読んでいただくとして、タイトルにひかれて読んでみようかな、と思った作品(主に文学作品)を挙げてみます。それほど多くありませんが😃。


「○○と○○」(並置)

「罪と罰」(ドストエフスキー) 
「赤と黒」(スタンダール)
「詩と真実」(ゲーテ)
「ヘンゼルとグレーテル」(グリム)


「○○の○○」

「情事の終わり」(グレアム・グリーン)
「春の雪」(三島由紀夫)
「女の一生」(モーパッサン)
「巴里の憂鬱」(ボードレール)
「砂の女」(安部公房)


漢字だけのタイトル

「風姿花伝」(世阿弥)
「日本的霊性」(鈴木大拙)
「人間失格」(太宰治)
「檸檬」(梶井基次郎)


・・・といろいろ分類できそうですが、本屋でも図書館でも、何を読むかを決めるとき、タイトルがまず目をひきますね。

 また、「タイトル」には、「圧縮力」があります。

 同じ本を読んだ者同士ならば、例えば『風姿花伝』と言っただけで、話しが通じる。いちいち「秘すれば花とは、どういう意味か?」と言う必要はない。


 古典的な名著やベストセラーのタイトルを見るだけでも、勉強にはなりますね。なかなかnoteで「不朽の名作」を書くことは難しいと思いますが、よく読まれている自他の記事のタイトルを分析するというのは面白いことだと思います😃。

 いつか、山根あきらさんと言われる代わりに、私の代名詞になるような記事を一本書けるようになりたいです。


 




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