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桜をみて、毎年、思いだす話。

桜を見ると、
いつも思い出す話がある。

大学受験に失敗をして
浪人が決まった時に

友だちが話をしてくれた
染め師の話を。

今日は、その話を
お届けいたします。

むかし、むかし、お偉いさんが、
染め師に桜色の布を
作るよう命じたそうです。

染め師は、その要望に応えようと、
桜の葉や、桜の咲いた枝など、
試行錯誤してみたものの

桜色に染めることは
できなかった。

毎年試行錯誤をしては
失敗を繰り返した。

ある年に、桜がまったく咲いてない
冬の桜の木で布を染めてみたら、

それはそれは見事な桜色の布が
出来上がったそうです。

僕らも桜の木とおんなじで、
綺麗な花を咲かせるために、

冬の寒さに耐え凌んで
がんばっている時が、
いちばん綺麗なんだ。

綺麗な花を咲かせるためにも、
1年間、がんばろう!

というような話を
友達がしてくれたのです。

ピクニックをはじめる前のボクは、

成功した人をみると、
あの人には才能があるからなんだとか

つい特別な人間という
眼差しでみてしまったり、

自分はふつうの人間だから
あんな特別な人間のようにはなれない、と

寒さに耐え忍んで頑張っている姿を
想像もせず、

自分はがんばることなく
諦めてしまうときがありました。

綺麗な花が咲くかは分からないし、
そもそも花がちゃんと咲いてくれるかも
分からないけれど、

綺麗な花が咲く姿を想像しながら
もっとがんばろう!って、

桜の木を見ながら、
そんなことを思うボクが
毎年いるのです。

綺麗な花を咲かせるために、
お互い頑張りましょー!

エイエイ・・・

オーーー!!!


picnic
タナカトシユキ

この文は
2019.04.06に配信した
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