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レゴのダンプカーを組み立てながら気づいたこと

4歳の息子が「これが欲しい」と言い、私のもとへ持ってきた。

レゴランドのショップで目ぼしいものを選び、スタスタと持ってきたダンプカーは¥1,280円。
それは絶妙な値段だ。
「高いからダメ!」とは言いづらく、「手頃な感じ・・・」と思ってしまう。

息子はまだ数字を理解はしていないはずだが、明らかに「ダメ!」と言われるものをさけて持ってきたのではないだろうかと推察してしまう。

買ってもらえる気マンマンで持ってきたことと、「レゴならいいかな」と思ったこともあり、ダンプカーを買って帰ることにした。

帰宅後、息子に催促されダンプカーを組み立てる過程でいくつか考えさせられることがあったのでメモに残しておきたいと思う。


ダンプカー42147 TECHNIC(LEGO)

なかなかのクオリティ

組み立て始めて感じたことは、1,280円でこのクオリティはすごいということ。

一つは、ダイヤルを回し荷台をダンプアップ(荷台を傾けて積荷を落とす)することができるということ。

おかげで息子は大喜びで、余分のレゴパーツを土砂にみたてて工事現場遊びをしている。

二つ目は、デザインも良いし重量感があること。

100円均一などで買ったようなプラスティック感はなく、かんたんに割れるようには見えないということ。

円柱状のパーツを組み合わせてつくっていくこともあり、強度もしっかりしている。

組み立てのむずかしさ

パーツとパーツがしっかり密着するから強度がしっかりする一方で、手順を間違えて違ったパーツをくっつけてしまうと外すのが困難という面もあった。

実際、ステップ1の段階で誤ったパーツを使ってしまい、組み立て中盤にさしかかった時にパーツが間違っていたことに気づき、バラバラにしなくてはいけないという絶望を味わった。

息子にまだかと急かされ、間違えて怒られる。
頭が真っ白になった経験でした。


日常で「構造」を意識できているか

一つでもパーツを間違えるとダンプカーはつくれない。
一つでも順番を間違えると動かせなくなる。

つまり「構造」に沿って組み立てないといけない。
これはレゴに限った話ではなく、ありとあらゆる機械・コンピューターなどに共通する「原理原則」なんだなと実感した。

機械やコンピュータは一つのパーツがダメだと、全体がうまくいかなくなる。
でも、これって他の場面にも通じることなのでは?と疑問がうまれた。

日常の行動や言動、そして人とのコミュニケーションも同じようなものではないか。
例えば商談の時、細かなところを見逃したことでトラブルが起きるかもしれない。
お店での接客の時、細やかなところを抜いたことでそのサービスが売れないかもしれない。

『言葉がパーツのように積み重なっていった結果、成約・販売に至る』

そう考えると、言葉の一つ一つを大事に扱うことが大事なのだと。

人の「言葉」が機械でいう「パーツ」なのだとすれば、
組み立ての順番や素材が違えば、その機械は完成することはない。

人のコミュニケーションというのは抽象的でフワッとしているから、考え方に幅があり手抜きになりがち。

だからこそ、日常のコミュニケーションにおいても、「言葉の構造」を大切にすることはが重要だと感じた。


結局、「機械の構造」も「人のコミュニケーションの構造」の原理原則は同じようなものだのだなと。

だからこそ、日常で自分がどんな「言葉・パーツ」を発し、そんな構造になっているか?を意識し、構造の再構築を続けていかないといけないなと強く思った出来事。


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