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ディスプレイ買いする人っているの?

アパレルのお店でトルソーが着ているコーディネートをそのまま買う人っているのか。

トルソーの上物だけ購入する人は多いけれど、
全身コーディネートそのままを買う人って本当にいるのだろうか。

わたしの感覚値にはなるが、トルソーのコーディネートをそのまま買う人は少なからず存在する。

わたしの知り合いの男性(田中さん)もその1人。
過去に
「通路沿いのトルソーコーディネートをそのままを買ってきたよ」
と話していたのを思い出した。

・40代男性
・服には興味がない
・服装はジーンズにTシャツやチェックシャツ
・服を買いに行くのは、今着ているものが古くなって   
 きたら
・服を買うお店は固定されている
・事業経営している
・家の中での仕事が9割
・食べ物や外食にはお金を使う
・家族は妻と6歳の娘
・学生時代、心理学を専攻していた
・色白である(日焼けが苦手)
・髪のカットはイレブンカット(¥1,650くらい)

服への執着はなく「着れたら大丈夫」
そんな感じの人。

田中さんは何故ディスプレイ買いをするのか?
ディスプレイ買いをする人は何故そんな買い方をするのだろうか?
少し考えてみようと思う。

服の優先順位が低い

田中さんのように「着れたら大丈夫」と考える人は案外多いように思う。
そういった考えの根っこには、
その人にとって服の優先順位が低いことがあると推測できる。

何を重視するのかの基準は人それぞれであり、
パッと思いつく日常の行動を以下にざっと書き出してみた。

・食事(素材・外食で美味しいものを食べる)
・お酒
・飲み物
・スニーカー
・娯楽(テーマパークやゲーム)
・仕事で使うものへのこだわり
・趣味(運動や車)
・家族との時間(旅行や体験)
・学習欲(書籍代・セミナー費用)
・自分が使える時間
 (挙げだすとキリがない)

服の順位が高ければ、服に費やす時間や費用は増えてくることになる。

ここで誤解のないようにお伝えしておくと、
服の優先順が高いから良いとか、高くした方が良いとかという話ではない。

あくまで、自分の中の基準がどうなっているか?
のお話である。

わたし自身も、服の優先順位は年々下の方に推移してきていると感じている。
決して悲観的なことではなく、
それよりも重要視するものが増えてきたからだ。

時間 >学習欲 >家族との時間 >仕事 >飲み物 >食べ物 >服 

10年前なら、服の順位はTOP5には入っていただろう。
知らず知らずに自分の中の優先順位が変化していたのだなぁ〜と感じる。

みなさんも優先順位の棚卸ししてみると、意外な発見があるかもしれませんね。

時々、経営者さんとお話をさせていただくことがあるのですが、
その時に感じるのは、優先順位を明確化されているということ。

自分がやるできことと、そうではないものの区別がしっかりしていて、
やるべきことに最大限の力を注ぎ込む
それがはっきりしていて、いつも多くの学びをいただいている。


あのスティーブ・ジョブスが毎日同じ服を着ていた理由は「今日何を着るか?」
を考えないためだったのは有名な話。

脳が判断するパワーには限界があり、
無意識な判断でさえも脳のパワー(ウィルパワー)が消耗されてしまう。

だからこそウィルパワーの消耗を減らし、
一番リソースを割きたい場所にフォーカスさせる。

理屈では理解していても、実践するのはなかなか難しいことだと痛感する。

定期的に自分の優先順位の棚卸しをして、
どこに注力したいか?
ならば、どこを削る必要があるか?
をしていかないといけないなと思う。

数年前に読んだメンタリストDaiGoさんの書籍。
「自分を操る超集中力」内でウィルパワーについて述べられていたので、
もう一度読んでみようと思う。



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