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子ども大会【育休24日目】

近隣のお寺で花まつりの「子ども大会」が催された。
何やらコロナ前以来の5年ぶりということで、主催側もどのように開催すべきか思案したらしい。
そんな心配が杞憂に終わるくらい多くの子どもが訪れていた。
小学生18名、中学生2名。

お釈迦さまの誕生の紙芝居

短い紙芝居で王子の誕生を聞いた。
若い僧侶が「初めて」「緊張している」「ちゃんと聞いてる?」などの言葉を交えて進める。
小学生の扱いに慣れた教員なら、もっとスムースに進めるのだろうなと思う節はある。
ただ、その隙間に「ほら聞くよ、静かにして」とか子ども相互のはたらきかけが生まれているので面白い。
失礼な物言いだが、扱いや掌握術に長けた人がやらないからこそ子どもが成長できる余地もあることを垣間見る。
そして「紙芝居」のコンテンツとしての力も知ることになる。
話が始まると水を打つように静まり返る。
強い言葉は必要ない。

マジックショー

御歳84歳のマジシャンが40分近くマジックショーを展開する。
子どもたちにとっては在籍校のOBでもあり親近感が湧く。
ちょっとませた子は仕掛けを勘繰って声を出すなどする。
保護者勢としてはベテランマジシャンだから微笑ましくみているのだが、子どもたちは容赦がない。
綻びが出ようものならすぐさま指摘する。
それを織り込んでも暖かな雰囲気で時間が進んでいくのは熟練の術なのだろう。

福引き

参加者の割に当選枠が多かったこともあり、我が家の子どもたちはみな当選することができた。
次男は景品を得たことよりもジャンケンで勝利し、くじ箱から札を引く権利を得たことに歓喜していた。

甘茶

我が家がお世話になっている住職から甘茶について話を伺いながらいただく。
甘茶、てっきり甘味料が添加されているものと思っていたが、茶葉の甘みだけだそうだ。
そして淹れ方が難しく、甘さや渋さの鞍点を見出すのにコツがいるとのこと。
茶葉も高騰しているのだろうか、なかなか安価に入手ともいかないようだ。

子どもにとってもお寺が身近な場所に、お寺にとっても地域に開かれた場に。
その先例はあるが、それが近くで実現したらいいなと妄想する。


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