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桜と跳ね馬

何年も前の話。

3月に退職した人に4月末に会いました。
「退職して変わったことはなんですか?」
と問うと、
「桜を美しいと思うようになったこと」
と答えました。
曰く、現職教員時代、桜の季節は年度始めで忙殺されていたということです。
(新潟県上越市は4月の半ばに満開のことが多い印象。今年はやたら早いですが)

思い返せば、教員なりたての頃は花見なんて行く余裕がなかったし、何年かして花見会場に足を運べるようにはなっても仕事のことがチラついて桜が上の空だったり。

でもそろそろ桜を楽しめない現象からも訣別できそうです。
1年後は現場で働きながら、花を愛でたいと思います。

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写真は妙高山。雪解けの季節、外輪山の中腹に馬のような模様が浮かび上がります。古くから地元の人はこれを農作業開始の合図にしていたとか。

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