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先生たちと話していて考えたこと0614

深刻な教員不足を改善するためには、地域の人材が学校に入ってくる事は欠かせない。
今日、人材不足の話を聞いて、その思いを強めた。
そこで提案なのだが、中学校では週29コマの中で指定された時間を消化していくよりも、重みをつけて運用していくことはどうだろう。

例えば中学校では現状最も多い教科でも週4コマである。
これを、5教科は週5コマ程度まで授業数を増やして授業を進め、ある特定の期間にまとめどりして技能教科を行うなども考えられるだろう。
イメージは大学の集中講義のようなものである。
小規模校では定数として技能教科の職員を確保することが困難で、免外や複数校兼務も往々にしてある。
教育内容の充実を図るのであれば、むしろこちらの方が効果的な部分もあるかもしれない。

教科別では、技術の授業を1週間集中して入れて木工指導できる人材に入ってもらう。
音楽の鑑賞や演奏のプログラムを行っている人がいれば、そういった人に講師として入ってもらう。
家庭科では調理、服飾、幼児体験などを日替わりで終日のプログラムとして組む。
思いつきではあるが、技能教科を担当していた際は、授業時間の50分という枠がかえって足枷になったことも少なくないので悪くない提案かとは思う。

現実的には教員免許保有していて、専門的な指導ができる人が地域に存在しておりボランティアとして指導に入ってもらうというのは難しい面があるだろう。
集中講義期間だけ非常勤講師として登用する、もしくは教員、OB、 OGの能力を活用するなどが実現への足がかりになる可能性はある。
まああくまで提案ということで。

ただこうしたカリキュラムマネジメントは非常にそのマネジメント自体に困難さがあることを考えると、現場の学校では1学年合同学習のような形で、職員の負担を軽減しながら学習の内容を保障していくことの方がより現実的である。
また、学習指導要領で示されている標準時数はあくまで「標準」であり、達成されなければならないものや法で規定されているものはどこなのか、この辺りをデザインする側がきちんと理解すること、こちらの方が優先かもしれない。

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