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社畜系会社員が会社を"辞めずに"産業カウンセラー資格をとって起業した話〜優しい間がくれた勇気〜 #わたしがPIECESを好きなわけ

ざっくり概要

PIECESまきば(プロボノ)の高島です!今回はタイトルの通り、会社員として働きながらも「産業カウンセラー」という資格を取得し、さらには自分の会社を作って起業までしてしまった私の半生(※嘘ですここ1〜2年の話です)を書いてみたいと思います。そして、そんなことが実現出来たのも、実はPIECESという存在があったからだよ、というところが重要なポイントです(先にネタバレするやつ!笑)。

PIECESとの出会い

PIECESとの出会いは約3年前。ちょうどその頃、会社で与えられたミッションとして「社会課題解決型の新規事業を作る」というものがありました。「社会課題?NPO?ナニソレ?」状態だった私は、とにかく社外に出て学ばなければ・・・という焦りから、地域のボランティア活動や社会課題解決型企業のセミナーなどで情報を集めつつ、人の繋がりを作り始めました。その中で出会ったのがPIECESであり、その後の説明会参加により活動内容に感銘を受け、クラウドファンディングでの支援、PIECESメイト(マンスリーサポーター)化、からのまきばにジョイン・・・と今日に至るまでゆるく関わらせていただいております。

そもそものきっかけ

社外に出て活動する前の私はといえば、一言で言うとザ・社畜会社員そのものの生活でした。営業マンとして朝一には毎日必ず出社し、終電近くまでがむしゃらにがんばる・・・当時は仕事の進め方も色々まずかったのはありますが、厳しいノルマの中で寝る時間もほとんどなく、今思うと完全に抑うつ状態だったような気がします。中でも個人的に一番キツかったのは職場の人間関係が常にギスギスしており、困りごとがあっても誰にも頼ることができない・・・という孤独感でした。そんな状態であれば当然良い成果も出るはずはなく、新しいチャレンジも出来ず、負のスパイラルに陥ってしまいました。

私の場合は、たまたま「新規事業を考える」という新しいミッションの発生により、ギリギリのラインで社畜生活から脱することができましたが、人は孤独を感じると物事を前向きに捉え、行動することすら難しくなってしまう、ということを強く意識した経験になりました。

PIECESでの繋がりの中で、多くの社会課題解決を目指す素敵な人たちに出会うことができました。彼ら彼女らは皆自身のやりたいことにしっかりと向き合い、願いを持って活動している人たちでした。当初の会社員としての目的とは別に、個人として純粋に「この人たちを応援したい」という気持ちが芽生えました(もちろんこのタイミングでPIECESもメイトになりました!)。最初の一年くらいは寄付での応援やボランティアでのサポートなどで関われるだけで十分満足だったのですが、「会社という組織に所属する会社員」という自分だからこそ見える視点や領域があり、それにより価値を発揮できることって実はけっこうあるのかも?ということに気づきはじめました。

産業カウンセラー資格の取得

PIECESではご存じの通り「子どもの孤立」という社会課題を解決するために活動しています。先の経験の通り、この孤立という課題は会社員にも当てはまるものがあると感じました。会社員であっても昔のように安定的な雇用が保障できない中、目まぐるしく変わる市場へのスピーディーな対応を迫られるなど、将来に対する不安やストレスを感じる場面がより大きくなっている、というのは一般的に言われていますが、かつての私自身のように「職場の人間関係での孤立」を感じている、という点も大きいのではと考えました。

自身の経験からも一層、このような課題を抱える人たちの力になれれば・・・と考え「産業カウンセラー」の養成講座に半年ほど通いました。学びたくて学ぶ勉強なので、勉強自体は楽しかったのですが、土曜日はほぼ毎週早起きして学校へ登校、かつ自身の心とひたすら向き合う講座は結構辛い経験でもありました。かつての受験勉強ばりに全集中し、なんとか試験に合格し資格を取得することができました。

※ちなみに産業カウンセラーは「働く人と組織」を支えることがミッションであり、会社組織ならではの話(人事・労務関連)やキャリア開発、職場における人間関係開発なども得意領域となります。

産業カウンセラー資格を取得してからは、個人向けにカウンセリングやキャリア相談を行ったり、路上占いならぬ路上カウンセリング(!)というものを実施してみたりと活動の幅を広げていきました。が、個人に対してのアプローチだけでは職場環境に大きな改善が必要なケースなど抜本的な解決に至らないことが多く、いっそのこと職場、あるいは会社そのものに対してのアプローチが有効なのではないか、と考えるようになりました。

組織の中の個人、という難しさ

界隈の人たちから話を聞いていると、やはり組織づくりの課題は大きいとされます。 例えば立場関係があるからこそ声を挙げづらいことなどが多くあると言います。もちろんこれは組織の内側だけではなく、人と人との力関係の中で上下関係が出来てしまい、無自覚の暴力になってしまうということを自身の近くでも見てきました。

「中の常識は外の非常識」とはよく言ったもので、外に居場所があると物事の捉え方が変わることがあります。私自身PIECESや界隈の皆様と関わる中で、気付かされることがたくさんありました。これから組織を作っていく人も、今もなお組織の中で努力している人も、すべての人が立場に縛られず、安心して相談できる心の拠り所を持ってほしい・・・そんな思いから、従業員が組織外の第三者になんでも相談が可能となる法人向けのサービスを行うため、会社を立ち上げました。これは、今もなお会社員という経歴を持ちながら、外の界隈を行き来してきた自分自身が最も価値を発揮できる領域だと自負しております。

なんそう
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さいごに

私がただの社畜系会社員だった頃から、産業カウンセラー資格を取得し起業まで行うことができたのは、会社以外の拠り所がたくさんあったことに他なりません。そのひとつが私にとってはPIECESに関わる人たちとの出会いでした。これからもPIECESで学んだPIECESマインドを持ちつつ、「優しい間」を体現できる人であり続けたいと思います。

☆最後の最後は宣伝です☆
上記の「法人向けなんでも相談窓口」サービスは2021年までテスト導入を数社に実施してきましたが、2022年からは広く導入先企業様を募集したいと思います!もし少しでもご興味のある方は会社へのお問い合わせ、高島への直接DMなどなんでも構いませんので、ご連絡をお待ちしております。

※「法人向けなんでも相談窓口」サービスは株式会社祭とともに運営しています。

高島慎也 Twitter


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