『食べる』人類と『補給する』人類
「NYでは食事をHuelに切り替える人がじわじわ増えてる。デリバリーの箱(?)が置いてある家を見ると、ああ、ここの人は『食べる』ことをやめてしまったんだなあ。燃料補充だけすることにしたんだなあ、と火星に引っ越す人を見送るような気持ち」
と、1月に一時帰国した際に次女が話していました。
新型コロナウィルスの影響で食材の買い出しが面倒になった今、もともと『食べる』行為の深み、厚みに興味がなかった人であれば、生きるためのエネルギー補給ができれば良いと、こうした完全栄養食に切り替えることにしても不思議ではないと思います。
COMPなどの類似商品含めて、購買者数はこの数ヶ月で増えているのではないでしょうか。
一方で、こんな時だからこそ新鮮な食材の生命力をいただくことの価値を再認識する人もいるはず(私もそのひとり)。
私たちは、『食べる』人類と『補給する』人類とに、じわじわと分かれつつあるのかもしれません。
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