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エッセイ的なもの/お知らせ

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発表原稿のお知らせも。私のアイデンティティとしての書き物・未発表原稿も
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記事一覧

お弁当が必要なくなった私が今考えること。

身近な人への感謝のお弁当(前回)に続き、お弁当の未来予想図1000字。自分のためのお弁当を悩む必要がない今、誰かをケアするお弁当というものを考え続けています。

お弁当を感謝のギフトにできるなら。

今は弁当作りからすっかり手が離れ、市販の海苔弁を嬉々として買っていく65歳の母を見ていたら、ふと感慨深くなりました。 これは母の日エッセイの練習として、母と祖母へ500字のギフトです。

5月も心に書くこと。ケア。そして夢。

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 5月1日は半月遅れた「私の誕生日宣言」。 このnoteでは3つのポイントをまとめます。 私の誕生日宣言 3つのポイント夕餉の支度のようなリズムでモーニングエッセイを仕込んで書く。 参考)自分を苦しめないルーティン ケアは一意専心。極力ひとりから3人。うち、ひとりは自分。 参考)老いも若きも私にも

4月から母の日(に寄せた400字)

この400字は、オープン7周年を迎えた東京・田原町の「Readin' Writin' Bookstore」店主、落合博さんのもとで昨秋受講したライティング講座課題「せつなさ」の振り返りです。

地元でNew! #いつも心にご褒美 を

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 4月ということで、今回は改めて私の「#いつも心にご褒美を」の考え方を載せました。noteには心躍るスタートにしたい気持ちで(笑)Newに「!」なんてつけてみました。 今回のエッセイでは今年40周年を迎え、最近は鎌倉にも新店がオープンし、ここ数ヶ月にわかに(私だけ!?)周囲で話題にしている葉山エリアを攻め

冷めたエッグタルトは好きですか?

2014年2月。 何はともあれこの寒々とした写真から。 疲れた。甘い。あぁひと段落。 ニューヨーク・クイーンズ地区。出逢いは、凍てつく寒さの雪の路上。 卒業と新生活の端境で、スレスレ社会の”風来坊”だった10年前の冬のこと。 さびれたモールを出てすぐ、あつあつのエッグタルトを夢中で齧った。 ニューヨークに到着したら大雪で、重たいスーツケースをひいてやっとたどり着いて、初めて口にしたものがこれだった。 ・・・ 中国語の手書きで「蛋撻(ダンタッ)」と乱暴に書かれた字面

ひと夏のチャイナタウンジャーニー

2018年夏。 私は旅先のボストンで1つ、ニューヨークで3つ。そして住み慣れた街の横浜中華街で、5つのチャイナタウンを訪れた。 これまで、滞在先にチャイナタウンエリアを選ぶ確立が不思議と高かった。 その前の2017年にもポートランドで初めての滞在先オールド・タウンの「Society Hotel」に着いて最初に見えた景色は、電信柱や駅の赤いペンキに赤い旗。ポートランドの青空とインダストリアルな建物とのコントラスト。 とても新鮮だった。 旅先で最初に訪れた滞在先が、ボス

"魚の頭のお肉が好き"で地元をつなぐ(フードエッセイではない)

note(ほぼ)デビュー時、こんな偏愛も書きましたが、魚の頭が好きです。 もう少し細かくいうと"魚の頭と目のお肉"が好きなんです。 始まりは、幼い頃から愛する伊豆・今井浜で、大人になってから食べた有頭の巨大な金目鯛の煮付けだったと思います。(切り身の「金目鯛の煮付け」とは全然違うおいしさです)。 今日のサムネイル画像はその伊豆・今井浜で食べた4000円の金目鯛丸ごとの煮付けです。 これを見ていたら毎日でも食べたくなるのですが、家でも近所でも、魚の頭(と目の周りについた

いつも心に「朝が来ればTOMORROW」

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 生活を楽しむヒントがコアであるこの連載のメディアでは少し重いかな、と考えましたが、今回は少し社会課題に切り込んで、若者の死にたい気持ちや身近な「死」を考えています。 日頃は根アカな私なので意外に思われますが、昨年から私の手元のメモには「SNSで“死にたい”と呟く若者の気持ちの深堀り」といつも片隅に書かれ

耳やさしい人たちの声で夕食から朝まで続く私の幸せ

私のX投稿をよく観る方はご存知のように、私は大体平日も土日も朝5時、朝6時、朝9時〜など頻繁に音声メディアのライブ視聴シェアをしています。 では、夕方はどうしているのか?というと、 「ルーティン」とも言えない単純回答としては、親しい友人や過去/未来の取材先の生声を、朝のライブ感を追いかけるのとは違う緩やかなムードで「ながら」で自由に聴いています。 主に仕事の締め、家事と早い夕食と。 話し手は、身近な友人知人から尊敬する方まで幅広くいます。 友人、知人のコンテンツが「いい

いつも心にケア曜日。

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただき、半年が経ちました。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 今月のコラムは、ずばり「ケア」を考えている・考えていきたい私の最近がギュギュッと凝縮された内容です。 なかなか単発の1つ1つの記事では伝えきれないのが惜しい。そんな歯痒さも感じているところ。そこで2月〜3月は別で連載中の「#私たちの自由な選択」でより深く、インタビューで通年ケアを綴っていく所

「コーヒー休憩は大事」を学ぶ私の地元のGOOD事例

秋からお世話になり始めたコワークさんを契約する決め手になったのが、私の地元横浜の拠点さんが月1回行っている「coffee day(無料体験会)」。 ここでお読みの方は知っているでしょう、無類のコーヒー好きな私だからこその契約理由ですが、年明け初のイベントで、ワークスペースがある近隣の方々を結ぶコミュニケーション効果もすごいと思えたので是非紹介させていただきます。 どの街のコーヒーも「扱う方」×「扱う豆」がおいしさとなると思うので。 コーヒー自体のおいしさの説明よりも、個

ワインと自由、愛すべき2つのもの。

チョコレートシーズン前にどうしてもワインの話をしておきたい これは年間で一番数多くスマホのカメラロールに納まる光景かもしれない、私の家での「ワインのある夕食」です。 私はワインの味そのものが好きなので、放っておくと「ごくごく」と飲んでしまいます。なので、家ではロックアイスをたっぷり買って常備して「ウイスキーのロック風」で飲むのが基本。 俗に「かち割りワイン」と呼ばれているのですが、私の場合、これは実家の父譲りの飲み方で、なんとなく引け目を感じてきました。 フランスの現

#いい時間とお酒 だけじゃない、鍋と足湯が教えてくれる「体感知」

真冬に気がかりな健康上の問題。それは太ももを晒した若い女性もですが、"氷食女子"なるものが散見されることです。ほら、そこにも・・・ 「NO ICE, NO LIFE」のような貴女たち・・・喝! と、ここで30代の私が大人げなく叫んでも始まらないので、振り返りから。 2023年春。若い世代の、特にこの冬場の冷え切った心と体。食の選択を通して見る、失われた「体の自然」について、問題意識が積み重なって、こんな記事を書いています。 当の私も、アイスコーヒーを飲みたい日は飲むし