勉強嫌いな息子の屁理屈が、ちょっとおもしろい
こんにちは、ぴぐです。
我が家の中3息子は勉強が嫌いで、自主的に学ぶ姿勢をなかなか見せてくれません。
私は学力が全てだとは思っていませんが、本人が行きたい高校があるならば、そこに向かって全力で頑張ってほしいと思っています。
もう15歳だし、毎日毎日「あれしなさい、これやったの?」と言うのは違うと思うので、基本的に静観しています。
とはいえ、もうちょっと頑張れよ!!と思うときもあるんです。
先日、痺れを切らした私は息子にこう言いました。
私:「受験まであと少しだよ。〇〇高校に行きたいんやろ?短期集中で本気になったら?」
すると、息子から屁理屈が。
息子:「わかってる、わかってるよ。頭ではわかってるけど体が動かない。多分さ、友だちの〇〇(学年1位)は前世で何回も人間を経験したんだよ。だから今頑張ったら、将来の可能性が広がるって理解できるんやない?もちろん〇〇の努力はすごいと思う。俺は、きっと人間1回目。まだ人間初心者だから、うまく体が動かない気がする。」
何をどう考えたら、こんな屁理屈が出てくるんだと呆れると同時に、不覚にもちょっと納得しそうになった自分がいました。
息子は幼いころから、人と競争することを好まない子どもでした。
人は人、自分は自分が、良くも悪くも確立しています。
なので、私が何を言っても激しい言葉で言い返してくることがありません。
その代わりに、何を言っても響きません。
マイルド頑固なんですよね。
受験期には心がザワザワして「うるさい!クソババア!」みたいな暴言を吐かれると想像していたので、ちょっと拍子抜けしています。
息子は息子らしくと思っていながらも、私は心のどこかで「みんなやってるんだから、あなたもしないと!」と焦りがあったのかもしれません。
みんながしているから、みんなと一緒じゃないとと言う思考から抜け出したつもりでいたのに、まだまだ私も修行が足りないようです。
息子の突拍子もない屁理屈のおかげで、ちょっと心が楽になった気がしました。
勉強を頑張る子ども、運動を頑張る子ども、リラックスして流れに身を任せる子ども。
みんな違うからこそ、世の中がおもしろくなるんですよね。
今後、息子がどんな選択をして、どんな大人になるのかわかりませんが、見守っていこうと思っています。
子育ては、本当に難しくて本当におもしろいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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