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我々は「独立」を追いかけ「独立」を失い、支配された 超訳:学問のススメ 福沢諭吉著

ただお金があればいい妄想と付き合うために、心をすり減らし、体を疲れさせ、自分を使い果たして、身体を壊し、不幸にも財産か職を失って鬱のような状態になっとき、家に残る役に立たない高価な物と贅沢な習慣だけである。

はじめに

こんにちわ。ぴくむんです。

私は、自身の才能のなさからプレイヤーとして研究に関わるのを諦め、未来の研究者を支援をする活動を通じて、学問の世界に貢献しようとしている情報発信者になります。

活動としては、
・研究者を目指す方に役に立つような情報発信
・研究に関わりのない人が研究に興味を持ってもらうような記事の作成
・博士課程のための口コミサイト開発
をメインでやっております。

超訳:学問のススメは、明治時代に超ベストセラーになった福沢諭吉の「学問のススメ」を超訳して、現代に落して書き直したシリーズになります。現代でも十二分に使えるエッセンスだらけだと思います。
この記事は、学問のススメ第16編 「手近く独立を守ること」を取り扱っています。

ただが10ページに満たない章ではありますが、大事な教えが詰まっていと思います。

この記事を通じて、少しでも学問というものに興味を持っていただけたら嬉しいです。
では、よろしくお願いします。

本文

導入

基本的に我々みな独立しなければならない。

独立とは、「自分の身を支配する」ことであり、
独立を失えば、「自分が他人に支配される」ということになる。

確かに、支配されてもいいという声もあるかも知れないが、我々が大好きな自由はなくなってしまう。
そして、自分以外のものに振り回される人生を送ることとなる。

国家単位でも、他国に依存しているようでは、その先は長くない。
だから国家の構成要素である我々国民も独立を意識しなければならい。

とは言っても、独立、独立と言われても困ると思うので、この章ではきちんと独立について学ぼう。

独立には種類がある

独立には2つの種類がある。それは、物理的な独立と精神的な独立である。
形のある独立は、目に見えて分かりやすいが、形のない精神的な独立は分かりにくいがその意味は非常に深い。

物理的な独立

物理的な独立から論じる。

昔のことわざに、「1杯目は人が酒を飲み、3杯目からは酒が人を飲み」というものがある。
解説すると、1杯目は、人が自分の意思でお酒を飲むのだが、酔いが回って、3杯目ぐらいになると、自分の理性では制御できなくなり、その先は、アルコールが自分を支配することになる。

お酒は分かりやすいケースだが、それ以外にも山ほどある。

安い鞄はダサいから、ルイビトンの鞄を買って、家が1Kで狭いから1LDKに引越し、広いのは少し寂しいから、友人を呼んでUber Eatsを頼んで、騒ぎまくる。

という様に欲望というのは、1から10へ簡単に成長してしまう。

これでは、物が人を誘惑して高い物を買わせているようなものである。
人間は物からの支配を受けていて、もしローンでも組んでいたら、それはもう物の奴隷そのものである。

我々は物を手に入れたが、もはや自分の意思はそこにない。

これが、物理的な独立を失ったケースである。

物理的な物の奴隷になるということである。
やはり、物というのは物にしか過ぎないので、人間としては、物を使いこなす人間にならなければならない。

そのためにも、無闇に高い買い物はしてはならない。
なるべく自分の身の丈にあったものを買い、なるべく日々の贅沢は避けるべきである。

精神的独立

次に、精神的な独立である。
具体例を上げていく。

ある人はインスタでおしゃれな洋服を着ていたので、私もそれを買う。
友人に自慢するために性格の良い容姿がすぐれない男と別れ、容姿がいい恋人を作るといった具合である。

これが行きすぎると、インスタで友人が海外らしき所に行っていたので、
それに負けじと海外に渡航してインスタに投稿しまくったが、あとで友人に確認したら、友人の写真は、国内だったという末路を辿る。

精神的な独立を失えば、他人に支配され、他人のマウントをとりたいに支配され、最後は自分のありもしない妄想に支配される。

別に私は、インスタグラムを否定したいわけではない。

人類の歴史として、他人にマウントをとって自分の優位性を保持しなければ、生贄の対象になったり、殺されたりするものだから、我々は他人にマウントをとった時にドーパミンが出る様に設計されている。
なので、人類にとって他人に対してのマウントというのは物理的に生きるのに必要な行為である。

しかしながら、
安全が保障された現代でマウントの必要性は非常に低い。
そのような行為に振り回されて、精神的な独立を失うのが愚かな行為である。

まとめ

天という福本先生の漫画にアカギというキャラクターが存在する。
このキャラクターは、天才チートキャラで、破天荒な人生を送り、最後はアルツハイマーになり、自分が自分でいるために、安楽死を選ぶ。

その時に、勝負の世界を去り会社員のまま生涯を終えるか悩んでいた弟子に送った言葉がある。

正しい人生なんてありはしないんだって。

そんなもの元々、ありはしないが、それは時代時代で必ず表れ俺たちを惑わす。

暗雲。
俺たちはその幻想をどうしても振り捨てられない。
一種の集団催眠。まやかしさ。

そんなもんに振り回されちゃいけない。

とりあえずそれは捨てちまっていい、そんなものと勝負しなくていい。
そんなものに合わせなくていい。

つまり、そういう意味じゃダメ人間になっていい

アカギがヒロに最後に送った言葉


精神的な独立を失う要素というのは、必ず時代時代で必ず現れる。
そして、それと付き合うことを選ぶのか、それとも、それを捨てるのかは、人生に多大なる影響を与える。

別に完全なる独立を目指す必要なんてはない。
支配されるメリットは、考える必要がなく、やることを与えられるということである。

逆に言えば、
完全なる自由は、自分で考え、自分ですることを考えなければならない。
結局何をすればいいかわからずに、途方に終わるケースもいっぱい存在する。

何が言いたいのかというと、独立と支配されるバランスが大切なのである。

もちろん完全な独立をして人生を謳歌できれば一番いいが、皆が皆それをできるわけではない。

支配されることが必要になるケースもある。
しかしながら、行き過ぎて支配されるのは愚かである。

ただお金があればいい妄想と付き合うために、心をすり減らし、体を疲れさせ、自分を使い果たして、身体を壊し、不幸にも財産か職を失って鬱のような状態になっとき、家に残る役に立たない高価な物と贅沢な習慣だけである。

財産を作るのは、自分の独立のために必要不可欠なものであるが、考えもせずに積み重ねていると、最後は支配されることとなる。

目的と手段が完全に入れ替わり、もはや何のための財産か分からなくなってしまう。

そのことを留意して、

我々はなんとなく暇な時はゴシップニュースやまとめサイトやYouTubeやインスタやYouTubeを見るのではなく、
自分の日々の行動を振り返り、
物に支配されていないか、
他人の行動に支配されてないか、
自分の作り上げた妄想に支配されてないかを見つめ直すべきである。

そうして、日々の生活を少しずつ改め、目的と手段を考え直し、手段を手段と見直すことで、独立に向かった自由な人生を送れるのではないだろうか。

あとがき

物に支配されるという感覚は、既にこの時代にあったということに驚かされます。

現代社会においては、基本的には生まれた時点である程度のレールが引かれて人生を歩んで行きますが、

そのレールに使われるのではなく、
そのレールを使っているような人生にしていきたいですね。

なるべく使われるのではなく、使っていく人間。
自分で自分の人生のハンドルを握って、
人生に当事者意識を持って、自分の人生を歩んで行きたいものですね。

他の章の超訳は以下のマガジンに纏めているので、興味があれば是非ご覧ください。

原作の学問のススメは著作権が切れているので、無料で読めます!
ただ、ちょっと昔の言葉なので難しいかもしれませんね。

自分が参考にした現代語訳はこちらになります。

次回は、

いつから君はそんなに人様を批判する様になったの

にてお会いしましょう。

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もし興味があれば読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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