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1983年11月 -嵯峨野の紅葉-

1983年11月13日(日)晴
 午前中は友だちと二人で京都の嵯峨野めぐりをした。常寂光寺、二尊 院、祇王寺、滝口寺を巡った。紅葉がきれいだった。
 そのあと図書館へ行こうと思ったら、美術館の「印象派」の文字が目につき、見ていくことにした。エル・グレコの絵などもあり、見ごたえがあってよかった。
 それから図書館へ行って、専門科目の課題の調べ物をした。しかし全然わからない。えらい学者さんでも解決つかへん問題が、アホの私にわかるか。

11月下旬の某日
 他の大学の学園祭へ行ってみた。笑福亭鶴瓶の講演があるようだったが、残念なことにちょうど終わったところらしくて、講堂から人がぞろぞろでてくる。なんとなく講堂へ入ってみると、「トサカの三兄弟」を目撃した。

11月29日(火)晴
  今日は母が友達との忘年会で遅くなるので、晩御飯をつくった。メニューは親子どんぶりとツナサラダ。親子どんぶりはなかなか楽勝メニューだった。ちょっと味が薄かったけど。

・嵯峨野めぐり――秋の京都はいいね。しかし、嵯峨野めぐりからの~美術館~図書館って、若いころは1日のうちに実にたくさんのことをやっている。若いころの日記を読み返していると、1年が10年くらいの濃密さがある。まさに「青春とは密」。
・トサカの三兄弟――関西の人気バラエティ番組「突然ガバチョ」に出演していた、モヒカンでいかつい顔をした3人組。番組内に「テレビにらめっこ」というコーナーがあり、笑福亭鶴瓶がネタハガキのギャグを読み上げて、笑ってしまった観客はムキムキマンに抱きかかえられて強制退場させられてしまうのだが、その中で笑った人を怖い顔で指摘する役目をしていた。

・親子どんぶりを作った――カレーとシチューしか作れなかったのに、成長したな、私。(レベルが低い成長)。ちなみに親子どんぶりは、今作ってもやっぱり味が薄くなる。なんでだ。

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