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ほぼ日の学校 オンラインクラスの講義ノートがすごい!!

ほぼ日の学校でシェイクスピアを学んだ半年間は夢のように時間が過ぎた。熱のこもった講義を2時間半、飽く事なく聞き込んだ。メモも取ったりしたものの、講師の言葉に圧倒されてそのうち手も止まり、いい感じにふらふらになってぼんやりとその空間に浮かぶようにして、ただただ話を聞いていた。

その時はそれで、全身からその知識や言葉を吸収したような気持ちになっていた。
けれど、その後オンラインクラスの配信が始まり、動画が見られるようになった。はやる気持ちで職場のPCでオンラインクラスを覗く。だが音声は出せないし、もちろん動画を堂々と開いているわけにもいかない。そこに、『講義ノート』というタブを見つけた。

そこには、講師の一言一句をほとんど拾い上げた講義のノートがあった。講師の話し口調もそのまま、動画で声を聞かずともその時の情景が浮かび上がってきた。
そして、ぼんやりとその場に浮かんで聞いていた言葉が、テキスト化されするするっと頭の中に入り込んでくる。講義の復習になるといえば一言で済んでしまうが、あの時感じた興奮が蘇ってくるのだ。この講義ノートを読み、動画の音声を後ろから聞けば何度でもあの講義を体感できた。

講師の言葉をあれだけきれいに拾うのは大変な作業だと思う。ほぼ日の学校の担当者の方の苦労が忍ばれる。これだけのものを1年間見られて5400円というのは、とんでもない破格の値段だと思う。

ところで、実家の父が歌舞伎好きなので、歌舞伎講座が始まるまでにこのオンラインクラスをプレゼンとしてあげようと思う。そういえば、一人で二つのアカウントもてるのかな?そこは要確認。ただ、父は80歳、何とか自分のブログを毎日は更新しているが、たまに変なソフト入れてしまっては修理に出す羽目になることもある。実際、オンラインクラスの動画が見られない状態であることも確認済み。まずは、動画がちゃんと見れる状態にPCを直さないといけない。
ハードルは少々高いが、それを越えてでも見てもらいたいと思う。
たぶん、その次の万葉集も楽しんでくれると思う。

脱線したが、たぶん動画が見られないままでもこの『講義ノート』があれば、講義の内容は楽しめるはず。
そして大学の先生のお話なら、もしかしたらその大学で講義を受けることができるかもしれない。しかし、新聞の文化部の記者や、ベンチャーキャピタリスト、宇宙飛行士の旦那さんのお話なんて、どんな機会があれば聞けるだろうか?劇団の演出家と役者さん達、翻訳家さんや作家さん。自分の狭い狭い日常から遠く離れた方々の貴重な講義が受けられるのが、ほぼ日の学校だ。

ツイッターでdisっているコメントを見たけれど、「これなら本を読んで自分で勉強するわ」っていうもの。800円の文庫本7冊読んでとんとんになるかな?何十年も何年もシェイクスピアを追いかけて読みこんで自分のものにした方々の貴重なお話には、本7冊ではとてもとても追いつかないと思う。

独学の殻をやぶり、今までなかった出会いに興奮する場所。それがほぼ日の学校。そして、その講義の臨場感をそのまま体験できるのがオンラインクラスである。

これほど、手ごろな価格になっているすばらしい講座を、少しでも多くの人に受けてもらいたい。ぜひぜひ!お勧めです!

本日アップされた、『行ってみた、ほぼ日の学校 2回目 前田知洋さん
こちらもぜひご覧ください。

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