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【宣伝】天才詐欺師の女子高生はVRMMOで新世界(ニューワールド)の神になる。

こんにちは。
今回は拙著「天才詐欺師の女子高生はVRMMOで新世界(ニューワールド)
の神になる。」(パインブック)
について書いていきます!

こちらの本は、私が2020年の夏ごろから書き始めて、2021年1月にKindleダイレクト・パブリッシングでセルフ出版したライトノベルです。

とりあえず10万字書いてみよう。

これを書こうと思ったきっかけは、自分は長編と呼ばれる10万字くらいの物語を書いて完結することができるのかな~とふと思って、実際に書いてみようと思ったことです。

文章を書くこと自体は、ブログなどでちょっと書いていたので苦はなかったのですが、小説という形で物語を作っていくのは初めてだったので、自分は長編の物語を書けるのかな~と疑問に思ったんですよね。

何ならかけるだろう?

10万字も書くので、テーマ選びが大切です。
自分はもともと昔ネットゲームにハマっていて、その世界に住めたらいいな~なんて思っていました。今は、メタバースという言葉も広まってきましたけど、その頃はそんな言葉なんてなかったです。

で、現実世界とゲームの仮想世界がひっくりかえる物語を書いてみたいと思いました。そのためには、ゲームの世界でお金を稼げるようにならないといけません。なので、そういう世界が少しずつできていくような物語を書いてみようと思いました。

犯罪でも小説だったら褒められる。

普通に物語を書いていても、面白くするのは難しいし、何より書いている自分が飽きてしまいます。なので、スパイス的な要素を入れたいと思いました。

私がネットゲームにハマっているときは、そこは社会の縮図みたいな感じで、自然発生的に詐欺師などの悪い人々があらわれたりします。
そんな詐欺に引っかかったり、防衛していると、詐欺師の手法みたいなものに詳しくなってきます。

「マネーロンダリング」(資金洗浄)という小説を書いた橘玲さんという作家さんがいるのですが、その方がインタビューか何かで言っていたことですごく印象に残っていることがあります。

それは、詳しい犯罪のやり方を指南書として本に書くと怒られるけど、小説として書けば、すごくリアルな犯罪小説として褒められ評価される、ということです。
これをそのまま言っていたか忘れてしまいましたが、だいたいこんな意味のことを言っていましたw

そういう動機で、マネーロンダリングに詳しかった橘玲さんは、それを小説として書いたそうです。

私もこの言葉を参考にして、自分がネットゲームで学んだ詐欺の方法をこの小説で書いていく話にしようと考えて、主人公を詐欺師にしました。

詐欺師の主人公のハッピーエンド

主人公が詐欺師って、ハッピーエンドにするのは結構難しいですよね。
そもそも、主人公が悪人っていうのは読者が感情移入しにくいです。
世の中に主人公が詐欺師の物語はいくつかあって、例えば「クロサギ」という漫画です。

でも、この詐欺師の主人公は、詐欺師に対して詐欺をするんです。
なので、被害者がいないんですよね。
ちなみに、このマンガも作画と原作が分かれていて、原作の夏原武さんは最近でも「正直不動産」を大ヒットさせるなど、すごい漫画原作者です。

この観点で似たような漫画で、「ギャングース」があります。

このマンガも、主人公のグループは犯罪集団なのですが、「タタキ」といって犯罪者だけをターゲットにしています。
被害届を出せないからです。

こんな感じで、主人公が悪人でもいいのですが、それを納得できる理由があった方がいいんですよね。

そのあたりでちょっと悩んだのですが、ゲームの仮想世界の話だからまあいっかというのと、終盤にかけて主人公が正義を取り戻していくような感じにすればいっか、と軽く考えて書きましたw

主人公を女子高生にした。

主人公は、女子高生にしました。絵的にもいいし、書いてて楽しいからです。
それに、女子高生×天才詐欺師というギャップを期待できます。

女子高生だと、自然に主人公を応援したくなるのでいいですよね。

ただ、主人公の女子高生が超頭がいいという設定なのですが、これもまた結構むずかしいですよねw
実際に頭良さそうなことを書かないと、全然頭よくないじゃん!って読者に思われてしまうからです。

この辺は、周りの登場人物の噂話とか評判でなんとかカバーしていく必要がありますw

1日2000字~3000字くらい目標に書いて、3か月ほどで完結。

毎日、ジョギングするような感じで2000字~3000字書いて、たまに書かない日があって、だいたい3か月くらいで完結することができました。

やっぱり書くのは結構辛いですが、毎日書いていると慣れてきます。でも、ちょっとめんどくさくなって休むと、再開するのが大変ですw

このころから漫画原作を色々考えていたんですが、面白い漫画原作がなかなか思い浮かばなかったんですよね。
でも何にも書かないで一日が終わるのがもったいないので、漫画原作を考える前のウォームアップみたいな気持ちで小説を書いていました。
とりあえず何でもいいから書かないと文章と想像力の基礎体力があがらないからです。

あんまり気負いすぎると文章が書けなくなってしまうので、これくらいの軽い気持ちでどんどん書いていたのが結果的に良かったのかもしれません。
ある意味、テスト勉強の前に掃除がはかどってしまう現象に近いですw

内容は置いておいても、とりあえず10万字書いて物語を完結させることができたのは、ちょっと自信になりました。

また、書けそうなテーマがあれば、10万字の長編を書いてみたいなって思っています。
もしよければ読んでみて頂けると嬉しいです。

ではでは。

余談。最近はこのライトノベルの話が現実に近づいている。

余談ですが、この小説はざっくりいうと、ゲームの世界でお金を稼げるようになり、現実世界ではなくゲームの世界を中心に人々が生活するようになる、という話です。

最近では、メタバースという概念が広まって、この仮想世界で生活する、というのも夢物語ではなくなってきた感じがします。

また、ブロックチェーンゲームでは実際にゲームでお金を稼ぐことができます。
Axie Infinityというブロックチェーンゲームでは、2021年ごろからフィリピンを中心に多くの人々がゲームでお金を稼いで生活費を捻出していました。

私も現地に住むフィリピン人の方々とチームを組んでこのようなゲームをやっていて、仲間の何人かは仕事をするよりゲームの方が稼げるから、仕事を辞めてきた!と言っていましたw
本当に、本の中で書いていたことがこんなにすぐに現実のものになったのにはびっくりしました。

これらの業界はまだまだ黎明期で、問題も多くあり難しいですが、自分の中でもこういった価値観をアップデートできたので、もうちょっと本の内容もアップデートできたらいいかもしれません。

例えばゲーム内での通貨のあり方とかですね。その際は本のタイトルもVRMMOというより、メタバースにした方が今風になるかもしれませんねw

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