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生まれと育ちが一生をかなりの程度左右する

これは、正月に飲んだワインのラベル。
オーストラリアの、比較的有名な
ブランド、Jacob’s Creek である。
シラーズというブドウ品種が最近の
お気に入りで、いきおいオーストラリア
ワインを頂くことが多くなる。

ワインには様々な個性がある。
どんな土地で採れたブドウか?
ブドウの品種は何か?
それはオーガニックか否か?
採れた年の気候は?
作り手は誰か?
輸送の状態は?
保存の状態は?
どんなグラスで飲むと良い?

ソムリエでも何でもない素人でも、
要素がポンポン出てくる。
何本も飲むうちに、それぞれの違いが
段々と分かるようになり、
その違いが何で生まれてくるかという
ことも少しずつ頭に入ってくる。

月並みな感想だが、
人も同じである。

どんな場所で生まれたか?
父と母の性格や気質は?
人種や信条は?
生まれた地の環境は?
どんな先生に学んだ?
何に興味を持って過ごしてきた?
どんな仕事を選んでいる?
友だちはどんな人たち?

一言で言えば「環境」、
あるいはタイトルに挙げた通り
「生まれと育ち」、
これが人を作る。
どんな人になるかによって、
その人の人生模様は大きく変わる。

最近のこと。
神山典士(こうやまのりお)さん
というノンフィクションライターの
方と知己を得た。

なんと彼は、一時世を賑わせた
「佐村河内」事件をスクープ記事で
暴いた方である。

その神山さんが、いま小学生向けに
作文教室をやっていらっしゃる。
そこで必ず保護者の方に伝えている
こと、それが、
「いつか必ず子供の財産になるから、
 作品を必ず取っておくように!」
なのだそうだ。

作文にせよ、落書きにせよ、メモにせよ、
本人にしか分からないメッセージが
そこには必ず潜んでおり、
大人になってから読み返すと、
自分をとても励まし、勇気づけてくれる。
だから是非引っ張り出して読んで欲しい。
そんな熱いメッセージを、初対面だった
我々に語ってくださり、すっかり感化
されることに。

実家に寄り付くタイミングもしばらく
なさそうなので、母に頼んでアルバムを
引っ張り出してもらい、写真に撮って
LINEで送付してもらった。

なるほど、懐かしくも温かいものが
こみあげてくる。
思った以上に幼かった自分自身の
作文スキルに恥ずかしさを感じつつ、
作文を書いた当時に心に感じていた
思いがジワジワと去来して、不思議な
感覚を味わうこととなったのだ。

就職活動を行った際に、自己分析の
一環で散々自分の過去を深掘りした
のだが、それ以来小学生や中学生の
頃の文章を引っ張り出すなどする
機会も意志もなかった。
しかし、改めて人生50の折り返し点を
目の前にした今、この手の文章を読み
返してみるのは、スティーブ・ジョブズ
の「Connecting Dots」に通じる実践
とも言え、とても良い体験となった。

自分が生まれ、育った過程で、様々に
味わった感情が乗った文章。
そこには、不思議なことに、自分の
未来を見通したかのようなエッセンスが
含まれている。

是非、自宅に、あるいは実家に、
自分の書いた文章が残っているなら、
折を見て読み返してみることを
強く勧めたい。
きっと、何らかの新しい発見に出会う
はずだ。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。