見出し画像

マーケティングと「価値創造」

愛読しているメルマガのひとつに、
「土井英司のビジネスブックマラソン」
がある。

アマゾンジャパンの元カリスマバイヤー
いう肩書を持つ、日本を代表するビジネス
書評家
の土井さんが発行している。
日刊で、昨日で6352号を数えるから、
17年以上続いているということだ。

日々出版されるビジネス書の中から、
土井さんの目利きで厳選されたものの
エッセンス
を読むことができる。
タイパの観点から非常に重宝しており、
かなり初期の頃から継続して購読中。

その土井さんが、メルマガの中で、
ご自身のセミナー告知をされていた。
タイトルが、「価値創造」講座。

話す内容の目次が出ていたので、
ここに引用させてもらおう。

1.人間にとっての価値とは何か(当日公開)
  ーーこれからの時代に求められる価値
2.自社の価値を発見する、複数の切り口(当日公開)
3.価値を創造するためのコンセプト、値づけ、心理学
4.価値を表現するための言葉の技術
 ・ネーミング
 ・コンセプト
 ・訴求ポイント
 ・コピーライティング
 ・営業トーク

「ビジネスブックマラソン vol.6352」より引用

これを見て、「価値創造」の代わりに
「マーケティング」という言葉を使っても
そのまま通用する
だろうというのが、
私が真っ先に抱いた印象である。

一つひとつ、勝手ながら説明を加えさせて
もらいたい。


1.人間にとっての価値とは何か

土井さんがどんな答えを用意しているか
正確には分からないのだが、
基本的に人間は幸福を求める生き物だと
考えている。
自分自身、もしくは自分と共にある家族、
友人、知人が幸福であって欲しい、
究極的にはこれではないだろうか。

幸福を追求するがゆえに、
ニーズ/欲求が生まれる

そのニーズ/欲求を満たすものが、
「価値」となる
のだ。

そして、ニーズ/欲求を満たすものを
つくり、お客様に届けることこそが、
マーケティング
である。


2.自社の価値を発見する、複数の切り口

マーケティングをする上では、
消費者のニーズ/欲求を把握することが
求められると共に、
自分たちがそのニーズ/欲求をどのように
満たすか、ソリューションを持っている
のかが問われる

逆に、自社ができることを並べ上げ、
それが一体どのような消費者ニーズの
充足に役立つのかを考える
、そのような
アプローチを取ることも可能だ。

いずれにしても、消費者と自社との
橋渡しをすることで、価値を創造し、
市場を生み出すことができる


3.価値を創造するためのコンセプト、値づけ、心理学

4.価値を表現するための言葉の技術

これらについて詳しく説明するのは、
文字数もかなり多くなってしまうので、
今日のところはやめておく。

一つだけ言っておくと、ここにある
「コンセプト」「値付け」もみな、
マーケティングにおいては中核的な
要素を成す考え方
であり、技術である。

「心理学」という言葉が並列されて
いるところに少々違和感を感じるが、
「コンセプト」も「値付け」も、
消費者の心理をよく理解してこそ
成功に近付くことができる
ことは
疑いのないところ。

そして、最後にある価値を表現する
言葉の技術については、
マーケティングコミュニケーション
そのもの。


マーケティングとは、
「市場をつくること」である

私自身はそんな風に説明をすることが
多い。

土井さんの言葉をそのまま引いて、
マーケティングとは、
「価値を創造すること」である

そのように説明しても全く違和感を
感じない。

少しだけ付け足して、
マーケティングとは、
「顧客価値を創造すること」である

とすると、個人的にはパーフェクトな
定義になると思う。

実際、私のUdemyのマーケティング講座
中でも、「価値」という言葉をやたらと
連発している。
興味ある方は、下記に93.5%割引(!)の
クーポン適用済みリンクを貼っておくので、
是非とも覗いてみてほしい。


この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。