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「オカマでもパパ」堂々と宣言する心意気

ジェンダーの問題というのは、
うかつに触れると火傷を負う
リスク
が大きい。

私のような「昭和」の人間は、
余程気を付けておかないと、
知らないうちに「差別」発言
していることになりかねない。

実際、何度か言葉遣いに関して
やんわり注意されたことがあり、
冷や汗をかいた経験があるのだ。

そんなわけで、「オカマ」という
言葉を使おうとするとき、
内心緊張が走るようになっている。
でも今回は、ご本人が自身で名乗る
ときに「オカマでーす!」と言って
いる
ので、この言葉を使っても
問題はないだろう。

「オカマでもパパ」
なかなかキャッチーなコピーでは
なかろうか。

このコピーの主が、クマ美さん

「パンセクシャル」という、
好きになる相手を性別で決めない
そういう性志向の方。

「パン」というのは、
日本語だと「」。
接頭辞として使われる言葉で、
」や「」を充てても良い。
「パンセクシャル」は、「全性愛」
訳すこともあるようだ。

この辺の話は、一度こちらのnoteでも
ごく簡単にご紹介したことがある。

クマ美さんは、DAFの出演者仲間
次回のDAF32でもご一緒するのだが、
そのスピーチの実力は折り紙付き。

滑舌の良さ、腹の底から響いてくる
ような声、堂々とした態度でより
一層増している説得力、、
その良さは枚挙に暇がない。

スピーチの「技」の部分がどれだけ
良くても、肝心の中身が伴わなければ、
しょせんはそれまでだ。

この点、クマ美さんは話の中身もまた
素晴らしい。
これはひとえに、これまでの人生経験が
「濃い」時間の連続
だったところから
来るに違いない。

大多数の人とは違う性的志向だという
だけで、どうしたって世間との軋轢
生じざるを得ないもの。
そこで、自分と誠実に向き合い、
他人とも対話を重ね、常日頃から
人に比べて2倍も3倍も「考える時間」を
経て来た
のであろう。

そんなクマ美さんは、
DAFの出演が今回で4回目。
過去3回の出演のうち、ご自身が
最も良いパフォーマンスだったと
評価しているのが、
正に「オカマなのにパパ」となった
ことを報告
したDAF30のステージ。

息子さんを持つシングルマザーの方と
晴れて結ばれ、パパとして暮らすその
喜びを、心の底から愉しそうに語って
いた。

その姿が本当に微笑ましくて、
大いに元気をもらったことを思い出す。

今回、DAF32に出演する抱負として、

オカマたる私として、オカマらしく、オカマっぽく、オカマとしてぶちかまします!

との言葉を語ってくれたクマ美さん。
どんな話をぶちかましてくれるのか、
今からとても楽しみである。

そのクマ美さんと、急遽ではあるが、
5月20日土曜日の夜8時から、
Facebook LIVEを行うことにした。
ビールでも片手に、気軽に遊びに来て
いただけたら有り難い限りだ。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。