見出し画像

「やめない」「あきらめない」でどこまで粘れるか

日経新聞の「ヒットのクスリ」で
ブラックサンダーが紹介されていた。

1994年の発売というから、発売から28年
数えることになる。
今でこそ、年間2億本を売る巨大ブランド
言えるが、一時はその火が潰えそうになった
こともあったそうだ。

当時販売していた別の商品と、どちらかしか
棚には置けないという状況になり、
大半の地域で販売中止に追い込まれる中、
POS実績の良かった九州地域だけは
「何とか残してほしい」

と懇願され、辛うじて生き残った。

英語の表記が、ターゲットである子どもに
読めないのが原因では?

そんな気付きから、
「BLACK THUNDER」の表記を
「ブラックサンダー」に変えた。

そんな単純な変更がきっかけになり、
販路拡大の努力も実って、
どんどん広がっていったというのだ。

あきらめずにやり続けたからこそ成功できた。

成功者の鉄板のコメントである。
結果論かもしれないが、やり続けることが
できなければ、成功することは100%ない。

もちろん、やり続けたからと言って
必ず成功するわけではない。

赤字垂れ流しとなっていたならば、
いつかはやめざるを得なくなる。

仮に利益がギリギリ出ていたとしても、
経営者の立場からすれば、より利益率の
高い事業なりブランドに資金を回すのが
合理的な態度
というものだ。

それでも、やり続けるためには、
何らかの根拠が必要だ。
経営者を納得させる根拠。
消費者がこれを望んでいるという根拠。
将来的に必ず成功するであろう根拠。

そして、根拠と並んで絶対に欠かせない
のが、熱意
だろう。
熱意がなければ、とっとと周囲からも
見放されて、あっという間に消えて
いたはずだ。

これは行ける!という確信や根拠。
何としてもやる!という熱意。
これら車の両輪に乗っかりながら、
コツコツとやり続けることによって、
成功が見えてくるのである。

ブラックサンダーは、今やすっかり
定番ブランドとして、かなり大胆な
施策を次々と繰り出し、人気を
集めているのは周知のとおり。

近年は、バレンタインデー商戦での
「お遊びっぷり」
が激しく、
目を離せないブランドである。

あの高級チョコレートブランドである
GODIVAと絡んでみたり、
壁ドンの練習ができるマネキンを
販売してみたり、
当時話題になったのを覚えている方も
いるかもしれない。

ロングセラーブランドとして、
もはや「存続の危機」が訪れる心配は
ほぼないであろうブラックサンダー。
これからも、大いに話題を提供して
欲しい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。