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小説『この恋は世界でいちばん美しい雨』感想(781文字)


本日は何日か前に読み終えた小説『この恋は世界でいちばん美しい雨』の感想を書いていきたいと思います。

※ネタバレ含みますのでご注意下さい‼︎

それと、先に言っておくと僕の中では結構な低評価だったので中には気分を害する方もいるかもしれませんが、あくまでも僕個人の感想ですので、ご了承下さい。


ストーリーを全く知らない状態から読み始めたのですが、まず思ったのが「めちゃめちゃファンタジーじゃんww」ということ。
死んだはずの人間が蘇ったり、周りの人からは見えない「案内人」が出てきたり…。
あまりにもあり得ない設定過ぎてちょっと冷めました😅

それと、主人公2人の惚気話が正直キツい。
ふとした仕草だとか、やり取りが幼稚なトコがあり、「これ、最後まで読めないかも…😓」と思ったのですが、とりあえず読み切りました。

物語の設定として「生き返る条件として、残り寿命20年を2人で分け合う(奪い合う)」という事だったのですが、1年単位での奪い合いは単位がデカ過ぎる💧

※幸せを感じると寿命が1年増えて、その代わり相手の寿命が1年減るという設定。

しかも女性の方は幸せを感じやすい体質なので、10回ってもっとすぐに終わってしまうはず。
にも関わらずナカナカ命を奪い切らなかったのは作者の都合でしかない気がしてならなかったです。
そんな場面が何度もあったし、最後の方で命を終わらせる時も、死んでしまうとお互いにわかっているのに片方だけが悲しんでいるのは明らかにおかしい。

相手のことを忘れるはずなのに忘れきれてなかったり、いろいろとツッコミどころが多かった印象です。

作者は宇山佳佑さん。
「桜のような僕の恋人」を書いた方ですね。
「桜のような〜」があまりにも名著だったので(人生で間違いなく一番泣いた本)同じ人が書いたってのが意外でした。

もしかしたら僕がファンタジー小説を受け入れられなくなってきているのかも…😓

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