これは約2年前。真夏のお話です。そう、いまだ記憶に新しい、コロナ禍による緊急事態宣言の真っ只中。ワタシはBARを営んでいるので、国や自治体の要請に従い、休業していました。

たびたび発令される緊急事態宣言、またまた蔓延防止等重点措置。バーテンダーのしての稼働時間は目に見えて激減していました。

「あかん、このままやったらコロナ太りや…。」

何もしなくてもお腹は空いてきます。しかし、その欲望のままに食欲を満たしていると、激太りしてしまうことは火を見るより明らかです。

「よっしゃ、ダイエットらしい事してみよか！」

2年前にそう思い立ち、その夏に実践したワタシのダイエット法をしたためてみようと思います。いや、偶然の産物といった方が的確ですね。手垢のついた方法だったらすみませんw

"ダイエット"という概念ではなく、意識は" 現状維持"でした。そんなメンタルでないと続かないというのが持論です。

自宅にアブローラー、ワンダーコア、レッグマジック、鉄アレイ…。頂き物を含め、以上のアイテムがあります。

「大前提があるやんかー…。」

なんて思わないでください。ほんとにあるだけで、前述のアイテムで使用していたものは鉄アレイのみです。

当時は完全にバーテンダーのルーティーンではありませんでした。朝9時には起床してコーヒーを飲み、さくっとネットニュースをチェック。そこから読書という名のインプットに次ぐインプット。あとになって、もっとアウトプットにも勤しんでおけばよかったなんて考えたりしましたが、そこは今からペイしていけばいいというポジティヴ・シンキングでここまでやってきております。今後もきっとその思考は変わらないでしょう。

当時の体内時計は常に忠実で、午後12時と午後7時前の2回、空腹に襲われます。午後12時はセーヴすることもなく大好きなカレーライスやラーメン、その他いろいろな炭水化物を欲望のまま食し、午後7時は自然と鶏の胸肉や野菜中心の食事を摂るようになっていました。

そう、この時点で、話題だった「16時間連続断食ダイエット」に自ずとなっていたのです。ほんとに無意識でした。

それに加え、食後のウォーキングを数キロメートルこなし、有益なYouTubeなどを観ながら鉄アレイで腕を強化。そののち軽く腹筋をしてシャワーを浴び、再び読書。そして遅くとも午前1時には睡眠。この繰り返しでした。
ウォーキング後の行動は、もはやトレーニングでもなんでもありません。はっきり言って気休めレヴェル。

自宅にヘルスメーターがないため数値化していませんが、一ヶ月が経った頃にはボディラインに著しい変化が訪れました。

ゆうにベルトの穴2つ分も痩せていたのです。

むかし履いていたのに履けなくなっていたスリムなパンツさえも足が通るほどの事態です。身体が軽くなっていることも大いに自覚しました。

しかし、元々が中肉中背なワタシは、結果的に周囲の知人たちから「痩せすぎ」の認定を受けることになりました。一気に痩せると老けるんです^^;

それからというもの、食事のバランスなどをコントロールしながら今に至っています。幸い、当時よりは若返ったといわれる機会が多いので、今はひとまず安泰です。

続ける秘訣は前述の通り、ダイエットという概念を捨てること。

ゲーム感覚でウォーキングし、旅に少し疲れたら勇者がHPを回復するかの如く食事をし、睡眠を摂る。それを繰り返しながら、ラスボスの「肥満(傾向)」を討伐してやりましょう。気がつけば「充実感」という名のゴールドが貯まっています(ﾟ∀ﾟ)

さぁ、勇者よ立ち上がれ。
迷わずいけよ、いけばわかるさ。