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秋の京都観光。夫婦二人の「修学旅行」へ

京都と言えば、学生時代の修学旅行で訪れた人も多いはず。今日は、学生時代の同級生と結婚し、結婚して15年目に夫婦二人で京都旅行を楽しんだ友達夫婦のことについて書きます。訪れた観光地は、二条城、瑠璃光院、東福寺、清水寺、夜のニ寧坂、京都の歌舞伎座「南座」。食事は、手毬寿司日本茶宗田、祇園肉亭 新へ。ホテルは京都駅直結のグランヴィア京都に泊まったそうです。中学生の頃からの知り合いだったといいます。「GO TOキャンペーン」を利用しての「秋の京都 2泊3日旅」。友達にとっての夫婦2人旅は、まさに「中学生のときに一緒に訪れた修学旅行を思い出すもの」だったといいます。どんな旅になったのでしょうか。

This time I will introduce a trip to Kyoto. Kyoto is located in the Kinki region of Japan. In ancient times, it prospered as the capital of Japan for a long time.

※海外に住む友達から「日本語が読めないから英語でも書いてほしい」とのリクエストをいただいたので、英語をつけています。しかし、分量が多すぎて疲れたので、英語での開設は途中までにして、いったん公開します。少しずつ追加、修正していきます。

「GO TO キャンペーン」を利用した15年ぶりの京都旅行


子どもが3人いる友達夫婦、2人だけで出かけるのは今回が初めて。「いつも出掛ける時は家族そろっていくか、もしくは自分と子ども3人で出かけてるの。主人は仕事が忙しいから、なかなか一緒に行けなくて。2人で旅行に出かけたのは、主人が私の実家に結婚の挨拶に来た時以来かな」

結婚15年目にして初めての2人旅ということで、なんだかワクワクしますね!ちなみに、旦那さんはお寺などが好きだということなので、今回の京都旅行は存分に楽しめそうです。

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Ticket information
It takes about 2 hours and 15 minutes by Shinkansen from Tokyo to Kyoto.The fare for the Shinkansen is 14,370 yen one way.The Shinkansen is expensive, but if you go by night bus, it costs about 4,000 yen for a round trip.
If you only want to go to Kyoto, head to Itami Airport in Osaka instead of Narita Airport in Chiba. About 1 hour from Osaka to Kyoto. The fee is 1,340 yen.

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静岡県を通過中に見える富士山。雲に覆われて、まるでういているかのよう。

This mountain is the highest Mr. Fuji in Japan.Mt. Fuji is located in the Chubu region of Japan, on the border between Shizuoka and Yamanashi prefectures.

歴史と建築の街、古都「京都」

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京都駅に到着。京都駅が現在の形に改築されたのが1977年。今から約24年も前なんですね。京都駅の東側には、ホテルグランヴィア京都、西側には、ジェイアール京都伊勢丹があります。実は、このホテルグランヴィア京都は今日の宿泊スポット。駅について、荷物を預けてすぐに観光に出かけられるのはとても助かりますね。

中央コンコースが巨大な吹き抜けになっているこの京都駅、手掛けたのは建築家の原広司さん。大阪のランドマークとなっている「梅田スカイビル」もてがけているそうです。実は、京都駅は、日本建設業連合会主催の「第40回BCS賞」、鉄道デザインの国際コンペティション「第8回ブルネル賞」を受賞するなど、国際的にも有名な建築物なのです。

This is Kyoto station. Kyoto Station was renovated in 1997 and houses a hotel and a department store inside the station.

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駅のすぐ脇に、京都タワーがたちます。京都タワー、実はろうそくをイメージして作ったものだとか。京都の街を明るく照らす、そんなイメージだったのでしょうか。

The white building in the upper left of the photo is Kyoto Tower.

世界遺産にも登録されている「元離宮二条城」

江戸時代(1603年)、徳川家康によって建てられた元離宮二条城。徳川15代将軍の徳川慶喜が政権を朝廷に返上する「大政奉還」を行ったのもこの場所。さらに、皇室の別邸とも使われいていました。1994年には、京都の城郭として世界遺産にも登録されるなど、海外からも注目されています。

“Motorikyu Nijojo”(Nijo Castle) was built in 1603 as a lodging facility in Kyoto by the first shogun, Ieyasu Tokugawa, during the Edo period.

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こちらは、城の東側「東大手門」。この門が作られたのは1662年。国の重要文化財にも指定されているだけあって、きらびやかな門ですね!門の上の格子窓は、城内に不審な人物が入城してこないか監視し、攻撃するために設置されたといわれています。

This is a gate called "Higashi Otemon" in Nijo Castle.
The lattice window above the gate is said to have been installed to monitor and attack suspicious persons entering the castle.

さらに奥に進んでいくと…。

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二の丸御殿の入口、唐門(からもん)です。効果賢覧な門ですね!唐破風(からはふ)と呼ばれる部分には、極楽浄土をイメージして作られたのでしょうか? 縁起物の鶴や亀、蝶などが描かれています。

This is a gate called Karamon. At the top of the gate, creatures such as butterflies, cranes, and turtles that are said to be auspicious are drawn.

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二の丸御殿の玄関。ここから先は撮影禁止になっているため撮影できなかったものの、見ごたえある障壁画や、「鶯張り」(うぐいすばり)と呼ばれる、歩くと音が出る廊下が有名です。着物を着て廊下を歩いたら、衣擦れの音だけでも十分聞こえそうですが、鴬張りはキュッキュと鳥が鳴くような音がするから、曲者がいたら一発アウト、即つかまりそうです!ちなみに、この御殿は、畳800枚分もの広さがあるそうですよ!中で迷子になりそうです…。

This is the entrance to Nijo Castle Palace. It is a typical building before the Edo period, when samurai were active.
At Nijo Castle Palace, there is a structure called "Nightingale Floor" that makes a sound when you walk in the corridor. This is to catch the thief.

This is called "Ninomaru Garden"Photography is prohibited inside the building. There are 33 rooms, and the barrier paintings are famous.

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この二の丸庭園は「池泉回遊式庭園」と呼ばれる、江戸時代に流行った日本庭園です。なんでも日本の仏教観を表わしているとか。当時の人たちは、池を中心に庭園を見て回ることで、四季折々の美しさに感動したり、思想を巡らせていたのでしょうか。質素な武家文化が中心の安土桃山時代から一転、江戸時代は、浮世絵などたくさんの文化が花開いた時代。二条城1つとっても、その質素さと豪華さが合わさっていて、見ごたえがあります。

This is a Japanese garden that was popular during the Edo period. The pond in the center of the garden represents an infinite Buddhist world. Stones and trees of various sizes are arranged around the pond in the middle.

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二条城土蔵(北)(米蔵)。一見すると何の変哲もない蔵ですが、実は国の重要文化財に指定されているのです。

This is a storehouse called Kura. Keep rice and miso.

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江戸時代初期の遺構のため、重要文化財に指定。

二条城というと、歩くと床が鳴る「鴬張り」が有名ですが、建物の広さや日本庭園、豪華な建物の装飾など、見どころがいっぱい!二条城では、ガイドツアーも実施(1回60分1000円)していて、城の歴史、文化財、それらに関連した人物について、わかりやすく丁寧に解説してくれます。また、このツアーでは、非公開エリアにも案内してもらえるとのことなので、参加してみるとまた違った発見があるかも。

Nijo Castle is also registered as a World Heritage Site. Therefore, many tourists from overseas also visit.
Nijo Castle is registered as a World Heritage Site. You can also listen to voice guidance here in English. (520 yen per unit / hour)

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丁寧に入れた一杯のお茶と身体に優しい食事「手毬鮨と日本茶 宗田」

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塩分控えめ、旬の食材を使うなど、健康に配慮した、一口サイズの鮮やかな手鞠鮨とおいしい日本茶のお店「手毬鮨と日本茶 宗田」。ランチには手鞠鮨とお茶のセットを、 ディナーには、食事とともに茶酒と呼ばれる珍しいお酒を合わせていただくのもよさそう。さっそく中に入ってみましょう。

This is a restaurant where you can eat Temari sushi and Kyoto's local cuisine. Souden is a bite-sized small sushi. In addition to seafood, we also use vegetables.

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お昼時は、ほぼ満席。込み合うので事前予約をおすすめします。店内は、床や扉、棚などに木を使うなど、ぬくもりが感じられて落ち着く空間。中央のテーブルは一枚板を使ったものでしょうか。手前の黒いテーブルには、大輪の花が金色で描かれています。

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手毬鮨といえば、一般的に魚介類をのせるイメージがありますが、こちらは変わり種として野菜を使うことも。手毬鮨の飾りつけも上品ですね。お茶請けとして、小さな最中が添えてあるのがポイント!

Kyoto's local dish "Obansai" uses a lot of vegetables and is very healthy.

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こちらは、手毬鮨14貫(2100円)。天ぷら3種(800円)やおばんさい3種(700円)を追加することもできます。お寿司を食べる際に、ビタミンや食物繊維を多く含んだ野菜を一緒に食べることで、体の調子が整います。これだけ美しいお寿司をいただいたうえに、身体にもいいとなったら、いうことなし!

「子どもが小さい頃は、いつ食べたのかわからないくらい忙しくて。そのときはいつになったらまともに座ってご飯が食べられるようになるんだろうって思っていました。いま、子どもたちが成長して、主人とゆっくり会話を楽しみながらおいしいものをいただけるのは、至福のひとときです。家に帰ったらまた毎日時間に追われる日々になるから、ここではゆっくりと手毬鮨を味わいたいです」(友人)

まだまだ、子育て真っ最中。でも、こんな幸せなひと時があると、「大変だけど、もう少しがんばろう」って思えますよね!

People get well after eating food that looks and tastes good and is good for the body.
www.c-e-p.co.jp

瑠璃光寺へと続く道、八瀬比叡山口駅へ

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おいしい食事を堪能したあとは、瑠璃光寺へ。八瀬比叡山口駅(やせひえいざんぐちえき)。無人駅ですが、ICカードがあれば通れます。ここから徒歩5分ほどいくと、次の目的地、瑠璃光院につきます。ケーブルカーに乗って、比叡山近辺の景色を楽しむのもよさそう。秋には真っ赤な紅葉、春には比叡山の桜が見られそうです。

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レトロな雰囲気が漂う駅構内。ちょっと文学少女を気取って、待合椅子に座って小説なんか読んでみたいです。平安時代の帝などとの恋愛や冒険を描いた「なんて素敵にジャパネスク」(コバルト文庫)とかね。おすすめです。

三条実美公ゆかりの「瑠璃光院」。心のやすらぎを感じるひと時

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高野川沿いに歩いていくと、趣きのある建物が現れました。門から奥へと続く階段、気になりませんか? 誘われるように門をくぐっていくと……。

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色鮮やかな緑が苔むす「瑠璃(るり)の庭」、素敵ですね。瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわしたものだといわれていて、数十種類もの苔がまるでじゅうたんのように敷き詰められています。

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左奥にかかった掛け軸は、「阿弥陀三尊来迎図」。室町時代の作品です。右側の屏風に描かれた絵は、江戸時代の作品「洛中洛外図屛風」です。数百年の歴史を経て現存する宝を、毎年少しずつ公開しているのです。今から500年近くも前の美術品をこんなに間近で見られるんですね。

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ここが一番の目的の風景です。2020年10月1日(木)から「秋の特別拝観」が始まりました。秋だったので真っ赤な紅葉かと思いきや、なんともみずみずしい青紅葉を見ることができました。青紅葉といっても、写真左のほうでは少し赤みかかった紅葉も見えます。またよく見ると、色の濃淡があり、紅葉が幾重にも重なっているさまがなんとも風情があります。

このあでやかな青紅葉、磨き上げた床に鏡のように映り込んでいるのかと思っていたら、どうやらテーブルに反射したものだったようです。この撮り方を思いついた人は天才ですね!こんなに美しい景色ができあがり、またそれを目的に瑠璃光院を訪れる観光客が増えるのですから。

窓の外を移動する影の謎

1つ付け加えておくと、この日友人が撮影した動画には、誰かが窓の外を横切るような動きをしたものが映っていました。私も見せてもらいましたが、たしかに何かが横切っていました。ただ、その日は友人夫婦以外、誰もその部屋にはいなかったというのです。「これはいったい何だろう」ということになったのですが、その謎はいまだにわかりません。

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ただ、ただ、ここに座り、外の景色を目に焼き付けたい。そんな気持ちがするほど美しい瑠璃光院。昼間の参拝もとても素敵ですが、夜の参拝はロマンティックさと妖艶さが加わり、独特の雰囲気を味わえます。現在、見学には事前予約が必要なので、でかける際にはあらかじめ予約をしていきましょう。

八瀬 瑠璃光院公式サイト
rurikoin.komyoji.com


近江牛をはじめ日本各地の厳選した和牛を堪能。祇園肉亭「新」

2日目の夜に訪れたのは、祇園の細道に佇む割烹料理専門店、祇園肉亭「新」。築100年以上の京町家をリノベーションした古民家割烹料理屋です。食材は、滋賀県産の近江牛をはじめ、日本各地の厳選した和牛を仕入れて一皿ずつ丹精込めて仕上げるお店として有名です。暖簾の奥にはどんな世界が広がっているのでしょうか。

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少し暖簾を分けて奥を覗いてみましょう。石畳の奥には、竹で編んだ扉があります。足元を照らすライトが粋な感じですね。

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扉の奥には、9名ほどが座れるカウンター席と、テーブル席、そのさらに奥には手入れされた庭へと続いていました。

あたりにはかぐわしい出汁の香りや、お肉の焼けるいい匂いが。まずは今日1日の疲れをいやすために乾杯。目の前で、無駄のない動きで手を動かしている職人さんを見ると、これからどんな料理が出てくるのかわくわくしてきます。

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夫婦二人だけの京都旅に乾杯。結婚して初めての2人旅、たまには、子ども抜きでゆっくりしたい。

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今晩のお品書きです。先付けから「近江牛ロース こだわりの玉〆」の文字が!玉〆とはいったい……?

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玉〆とは、茶わん蒸しの上にいくらの卵がのったこちらの逸品でした。黄金に輝く茶わん蒸しのうえに、光り輝くいくらの卵がのっています。まさに卵づくしですね。

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次は「肉亭こだわり肉刺 二種」。これはどちらのお肉なのでしょうか。とてもきれいな色ですね。黄金に輝くお皿がまぶしいです。

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「馬鈴薯饅頭」。上にのっているのはうにでしょうか。それにしてもきれいな色の器ですね。箸置きなどにも、この青い色が使われていますが、刺し色なのでしょうか。青い食器というのは、その上にのせる料理をどんなものにするかというのが非常に難しいもの。反対色の黄色い馬鈴薯とウニをのせて、色の対比を楽しませてくれているのでしょうね。

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「近江牛としらすのこぼれ寿司」こぼれちゃってますね!もうしらすも近江牛もはみ出してます! さらにそのうえにウニ!贅沢ですね~!しその花まで添えて、見た目から楽しめます。さらに、しょうゆは写真左端の小瓶にはいっています。なんておしゃれな演出!お皿のうえが暗くならないように、右端には、白いれんこんの飾り切りを添えて、華やかさを加えています。器の選び方、盛り付け方、色のバランス、全体の印象など、細部にまで気を配っていることが、この一皿からもよくわかります。

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お口直しとして出されたのが「なめことミノのみぞれ和え」。ちょっと味が想像つかないのですが、上品でつるんとした食感が楽しめるいっぴんなのでしょう。

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本日のメインディッシュは、滋賀県近江牛の炭火焼。木箱の中に並べられた近江牛、筋がきれいにはいっています。肉の部位について、丁寧に説明してくれます。ああ、どれもおいしそう。早く食べたいです……。

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包丁の入りも、とてもなめらか。スッと溶けるように切っていきます。

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炭火の日を調節します。写真左側にある箪笥が、なんとも風情溢れる演出をしております。炭火で焼かれる近江牛に目をやりながら、夫婦二人だけでの会話を楽しむ。いい時間ですね。食事をしながらこんなにゆっくり会話ができたのは何年ぶり?

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新鮮な近江牛は、中までしっかりと火を通すよりも、レアの状態でいただいたほうがそのおいしさを口の中で堪能できるのです。わさび、こだわりの醤油など、お好みの薬味をそえていただきます。もみじにアジサイ、ナンテンの実などが描かれたお皿も粋ですね。こんなお皿をうちでも使いたいです。

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京都地卵「卵どすえ」の卵セットを使った卵かけご飯をいただきます。卵1個1500円……。すごすぎます。キャビアやウニ、からすみ、いくらなどもトッピングに加えてみては?

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炊き立てのまっしろいふっくらごはんに、真ん丸お月様のような気味をのせていただきます。黄身がぷっくりしているのがわかりますか? 箸で割るのが惜しくなるほどきれい……。

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最後に水物をいただいて、箸をおくことに。食事とは、ただおなかをみたすためのものではなく、見た目や会話、その場の雰囲気、すべてを含めて楽しむものだのだと、ここにきて改めて感じました。なんて贅沢な時間なんでしょうか。

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最後は、店員さんが玄関まで見送りに来てくれました。こんな素晴らしい食事をいただけたうえに、お見送りまでしていただけるとは。ほんのちょっとした気遣いなんですが、それだけでこのお店がまた好きになってしまいました。次回来たときも、ここに帰ってきたい。そんなことまで思わせてくれるほど良いサービスと、おいしい食事をいただくことができました。

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今回お世話になったのは、こちら。「京都祇園の肉割烹 祇園肉亭 新」です。人気店につき、あらかじめ予約することをおすすめします。

proceed-kyoto.com


窓から眺める京都タワー。JR京都駅直結「ホテルグランヴィア京都」

ホテルはこちら。京都駅直結の「ホテルグランヴィア京都」。駅についてすぐ荷物を預けて市内観光を楽しみ、夜はライトアップされた京都タワーを客室の窓から楽しめます。高層階にある「グランヴィアラウンジ」では、京都の街を一望することもできるので、体力に余裕があったら寄ってみるのもいいかも。

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世界的に評価の高いシモンズ製のマットレスを使用したオリジナルベッド。

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窓の外には、白と青、赤に輝く京都タワーを目にすることができます。

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翌日の朝食は、和洋ビュッフェや京都ならではの和朝食をいただくことができます。このオムライス、いろも形も完璧。こんなおいしそうなオムライスを朝から食べられるなんて、しかもすべて用意してもらい、後片付けもしなくていいなんて、最高ですね!おなかいっぱいいただいちゃいました。

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紅葉の名所「東福寺」へ。青紅葉に囲まれた秋の一日

2日目は、JR奈良線の「東福寺駅」から徒歩10分のところにある東福寺へ。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」のホームページでも紹介されている紅葉の名所です。

国宝の「三門」、宝冠釈迦如来(ほうかん しゃかにょらい)などの仏像群が並んでいたり、龍の天井画が有名な「法堂(はっとう)」など、どれも見ごたえあるものばかり。

同時に、臥雲橋(がうんきょう)、通天橋(つうてんきょう)、偃月橋(えんげつきょう)という“東福寺三名橋”や、それらの橋を覆うかのように生い茂る紅葉も見どころです。

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京都を訪れた10月は、まだ緑の葉でしたが、徐々に黄色く色づいてきていました。苔むす地面と、豊かな緑に覆われた橋。この橋が作られた17世紀にタイムスリップしたかのような、静寂な時を過ごすことができました。

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この日は、あいにくの雨でしたが、雨に濡れて苔むす土のにおいや、葉の匂いを感じることができ、また素晴らしいひと時をすごすことができました。

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https://souda-kyoto.jp/blog/00534.html

しばらくあるいて疲れたので、茶屋でお抹茶を立てていただくことに。香ばしくて奥深い抹茶の味に、憩いのひとときを。

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「絶対に好きにならない!」はずが……清水寺を参拝

実は、友人が旦那さんのことを好きになったきっかけは、中学校の時の京都への修学旅行だったそう。

「旦那と同じ班になり、行き先を調べたり地図を確認したりする調べ学習があったんです。でも旦那は何もしなくて、腹が立っていたんです! それで絶対にこいつだけは好きにならない! と思っていたんですが……。

班で京都散策に出かけたときに、私がちょっとけがをしてしまったんです。たいしたことなかったんですが、ほかの友達たちが先に行く中、旦那だけ私のことを気にかけてくれて。それがきっかけで好きになりました。

修学旅行が終わり、日常生活に戻ってから、実は何度か旦那に告白したんですよ。でも、適当にあしらわれて。当時は東京の中学校だったんですが、私は実家の都合で岩手に引っ越すことになり、その後も何回か旦那に連絡をして告白していたんです。あいかわらず、適当にあしらわれてましたけど(笑)

私は高校卒業後、東京に戻っていたので旦那とは二十歳の成人式で再開したんです。それをきっかけに付き合うようになり、その半年後に入籍しました。旦那とは2人だけで旅行にいったことがないんです。結婚の時に、私の親にあいさつするために岩手に来てくれたときだけです。今回の京都旅行は、そういった意味で、旦那との二人きりでの修学旅行のようなものです(笑)」

思い出の地、京都での清水寺散策の写真を見ながら、友達が教えてくれました。

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京都に行ったらやってみたいのが、着物を着て街を歩くこと。清水寺でも、幾人かの女性たちがあでやかな色の着物を着て、記念撮影をしていました。

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現在、清水の舞台は改築工事中。実は、その昔、清水の舞台から飛び降りる人もいたそうです。なんでも、江戸時代には「清水の観音さまに一心に願い事をしながら舞台から飛び降りると命が助かり願い事が叶う」という言い伝えがあり、それで飛び降りていたらしいのです。当然、骨折する人など、けが人も出たそう。いや、怪我だけで済んでよかったですよね。

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一部では、緑の葉が赤く色づいていました。

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清水寺の御朱印帖。御朱印帳人気、いつ火がついたのかわかりませんが、まったく人気は衰えませんね。

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ここでは金運上昇のお守りを買いました。実は、友人は以前から金運、人脈運が非常によく、そばにいる人がどんどん成功していくのです。もちろんそばにいても成長しないどころか、退化しているかのような方もなかにはいらっしゃいます。その人は、友人にため息と彼女の愚痴、仕事の愚痴ばかりいうからなんじゃないかと、私は勝手に推測しています。むしろ失速しないのは友人のおかげかも、と思えるほどです(笑)。ちょっと口が過ぎましたー!(ご内密に!)

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近くに、茶屋処がありました。昼間でも提灯がついていると、雰囲気でますね。

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この日は、ここには立ち寄っただけ。また次回訪れた時に覗いてみます。

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雨の日の京都の街をそぞろ歩きするのもいいものです。

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どうやら雨があがってきた模様。傘をさす人たちがおりたたみ、あたりが明るくなってきました。

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京都南座で振り返る18歳の思い出

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アニメ「鬼滅の刃」のイラストがかかげれていますが、歌舞伎でもえんじられたのでしょうか。日本の伝統芸能である歌舞伎は、その時代の最先端を取り入れながら、常に幅広い世代の心をつかんできたからこそ、こうやって現代にまで受け継がれてきたのかもしれません。

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お昼は、うなぎとそばを堪能。このつややかなウナギをみてください!なんていい色にやけているのでしょうか。甘辛くて香ばしい、そんなウナギのお重が目の前に置かれていたら、たまりません。このようなウナギを出せるところは、そばもおいしいに違いない。ああ、いますぐこのウナギのかば焼きを食べたいです!

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夏になったら川辺のレストランで、川魚を食べながら涼をとるのもよさそうですね。京都には楽しむところがいっぱいありすぎて、毎回どこに行こうか迷ってしまいます。

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八坂神社で楽しむ夜のそぞろ歩き

八坂神社といえば、全国2,300の神社を取りまとめるの総本社。八坂神社の創祀には諸説あります。社伝によると、656年に朝鮮半島からの使節が朝鮮の神話の舞台となっている牛頭(ごず)山の神をこの地に祀ったことが始まりだといわれています。別の説では、876年に奈良の円如(えんにょ)僧が御堂に薬師千手などの像を安置さしたというものもあります。いずれにしても7、8世紀から栄えてきた神社なんですね! 

この先は、あえて文字での紹介をオフにします。静かな八坂の夜をお楽しみください。

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東京で待つ妹と子どもたちとためにお土産を購入

夫婦二人だけで京都旅行を楽しめたのは、友人の妹さんが子どもたち3人の面倒をみてくれていたから。離れたところに住む妹さんが自宅を訪れて、食事の準備や子どもたちの世話をしてくれたそうです。とても素敵な妹さんですね! そんな妹さんや、東京の家でおとなしく(?)待つ子どもたちにお土産を選ぶことに。

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丸い、ころんとした瓶にたくさんのからふるな飴が入ってならべられています。添えられた紅葉が秋を感じさせます。

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金平糖、飴とともに琥珀も購入。

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妹には、きれいな模様の箸をお土産に購入。もちろんこれ以外にも、妹さんにはお土産をいろいろ購入したそうです。

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鯖寿司やみだらし団子は、子どもたちへのお土産に。ふりかけなども買ってみました。

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「GO TO キャンペーン」が始まったことで、「せっかくだから京都に行こう」ということになった友人夫婦の京都二人旅。感想を聞いてみました。

「2泊3日というのは、短いようで、とても濃い時間でした。普段、旦那は仕事が忙しく、家に帰ってくる時間も遅く、休日もほとんどありません。また子どもたちがいたら、それぞれの面倒をみなければいけないから、よけいに話す時間は短くなります。今回の京都旅行は、何年かぶりに旦那とゆっくり話をすることができた貴重な時間でもありました。次に2人で旅行できるのはいつになるかわかりませんが、またどこかに一緒に行けたらいいなと思います」

賛否両論あるGO TO キャンペーンですが、これをきっかけに友人夫婦のように思い出を作りにでかけた人たちも多かったのではないかと思います。いい時間が過ごせてよかったです。

友人夫婦の京都旅行、これにておしまい。

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沖縄やフィリピン・パラワンについて書いた旅コラムはこちら。


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