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「明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい」反論します

幻冬舎の本の広告が載っていて
言っていることはわかるが、ボクの感覚とずれているので
「反論」をかいてみました。
お暇なときにお読みください。

「明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい」(樋野興夫 著)反論

・「あれもこれも」より「これしかない」で生きる⇒「あれもこれも」あった方がいい。 選択肢は多いほどよい。

・人生は一周遅れぐらいがちょうどいい。⇒遅いんです。チャンスに後ろ髪はない。

・頂上は一つ、そこに至る道はいくつもある。⇒頂上はいくつもある。そこに至る道もたくさんある。それぞれの山をめざせばいいのです。

・いい人生だったか、悪い人生だったかは最後の5年間で決まる。⇒人に決めてもらいたくないし、そもそも「悪い人生」なんてない。

・60代になって自分のことばかり考えていたら恥と思え。⇒60代になったら自分のことだけ考えればいいのです。それまでは人のためにつくすのです。

・本当にいいものは取るに足らないものの中にある。⇒本当にいいものは本当にいいもののなかにあるのです。

・自分の人生に期待しない。⇒自分の人生に期待しないで誰の人生にきたいするというのですか。

・どんなにお金はなくても言葉は贈れる。⇒お金がある人だけがこういうことをいうのです。確かに言葉は贈れます。しかし、お金がなくては何もできない。世の中、お金で解決することはたくさんある。

・死ぬのは確実。いつ死ぬかは確率。⇒死ぬのは確実。しかし確率なんてくそくらえ! 自分の納得いく人生を送ることの大切さを説いていない。

・大抵のことはただほおっておけばいい。⇒つまり時間が解決してくれると言いたいことはわかります。しかし、ほっておいても何もかわらない。クレームをほっておいたら大変なことになります。100万円はいつまで経ってもほっておいたら100万円です。
ほおっておくのではなく、まず「行動」です。

・「なぜか」はわからなくても「どうすればいいか」はわかる。⇒「なぜか」が重要なのです。それがわからなければ、どうしたらいいかわかるははずがない。

・病気になっても病人ではない。⇒ではどういう人を病人というのですか?病気になったら病人です。だから静養しなくてはいけません。

・相手が間違っていても否定しない。⇒まちがいはまちがいです。指摘してあげることの方が親切です。

・「いい」と思うことは人に相談せずにやる。⇒相談してもいいじゃないですか。もしそれが、心配のことであれば。独断はいけません。今の政治をごらんなさい。

・経験よりも読書から学ぶことは多い。⇒読書も大切ですが、経験の方がもっと大切です。体で覚えたことは自分の血肉となります。経験が。「勘」を磨きます。

◆素晴らしい言葉にだまされず、「行動」すること。「今、すぐ」それが大事です。
最後に著者のことば(というより編集の方でしょうね)  「がん哲学外来創設者が伝える命よりも大切なこと」⇒あるわけ無いでしょ!

 以上、反論好きな柴田でした。

「事実」をもとに「現実」をもとにしない限り、単なるきれいごとです。
こういうきれい事の本が多すぎます。


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