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瞬間瞬間のつながりが人生になる

教育という仕事はすぐに結果が出ない。
すぐに結果が出ないからまた難しい。
砂上の楼閣のごとく、築いてはくずれ、築いてはくずれ・・・
しかし、その営みは未来への投資であり希望であり願いである。

だからたゆまない働きかけを日々続ける以外に方法はない。
そして今日いっぱいを充実して過ごすこと、そのことが人生となる。
瞬間瞬間のつながりが人生となる。

平和を未来を子どもたちに託す。
そのわずかなひとときでも関与できたのは僕の喜びである。

生き物は全て20億回の心臓の拍動を繰り返し息絶えるそうである。
時間というのは無限ではない。
自分の「拍動」の間が「時間」なのだ。
今、この時は刻々と過ぎていく。

過ぎ去った過去を悔やんでもしょうがないし、
まだ来ぬ未来を心配しても仕方ない。
今、この一瞬一瞬の時間を大切にしていくことが「生きる」ということである。

この学級通信にはその時その時の子どもたちの営みが描かれている。
後年、振り返って懐かしむも良し、希望を再度えがくも良し、少しでも
糧となれば幸いである。

*****今、老後になり、一番懐かしんでいるのは当の本人である。


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