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一流の注ぎ手が教えるビールの真髄

こんばんは!
パイオビアのみやぢです。

先日知り合った方が経営しているゲストハウス&バーに昨晩行きました。
そこで出会ったのは、ビール注ぎの達人。
赤井さとしさんです。

真ん中が赤井さん。

世界旅行中、アフガニスタンで出会った樽生ビール持ち帰りサービスに衝撃を受けて、帰国後コロナ禍の中、夢中で一人家でビールを注ぎまくったのが始まりだそうです。

その後、トゥクトゥクでビールを全国に注ぎに行きたい!となって、クラウドファンディングをし、全国を駆け巡ったそうです。

ビール好きなら一度は聞いたことのある、あの重富さん(広島のビール注ぎの名人)にも大変お世話になったそうです。

普段は千葉県にいるそうですが、たまに札幌のゲストハウスに来るのだそうで、運よくお会いすることができました。

ビールを「注ぐ」ということ

赤井さんと出会って、ハッとしました。
ビールは飲む瞬間に味がわかるということです。

こんな当たり前なことにこれまで気づきませんでしたが、食べ物や飲み物は口に入れて初めて味がわかります。

未来開拓俱楽部BEERを作っている僕としては、レシピを考える段階でほぼ8割方味わいが決まると思っていました。

もちろん、レシピ通りにビールを作る醸造工程や発酵・熟成する期間のビール管理の技量でも味わいが変わります。

また、完成後に瓶詰めや輸送によっても品質の劣化をしてしまう可能性はあります。

しかし、その味わいの変化を最終的に確定させるのは、「注ぐ」瞬間です。

注ぎ方次第では、ビールは甘くなったり、苦みを際立たせたり、まろやかな味わいにしたり、ビールっぽくなくしたり…

飲み瞬間に一番近い存在である注ぎ手は、ビールを飲む人のビールに対する評価を決定づける最も責任のあるポジションなのかもしれません。

実際に赤井さんのビールを注文しました。

赤井さんは3タップ付いて折り畳み式のスタンドを持って来ていました。
右が普通のタップ。
真ん中が泡と液体をアナログで調整するタップ。
左が垂直にビールが注げるタップ。

繋いでいたビールは「SORACHI 1984」。

しっかりとした苦味があって、野性味あふれるホップの独特な香りが特徴のビールです。

僕はあえて、甘めにしてもらうように頼みました。

きれいに注がれたビールは、僕が知っているソラチではありませんでした。
めちゃめちゃビックリです。

トゲトゲしい苦みがなく、口当たりが優しく、甘い香りと後から麦芽のほのかな香りが口に広がって、僕の好みの味わいになっていました。

1杯目。麦の甘みとグレープのような香り。

最近、モザイクというホップが「チューインガムのような香り」ということを知って、このビールに使われているホップのソラチエースもそうなのかなと感じました。

公式には、ヒノキやレモングラスのような香りだそうですが…笑

マジシャンみたいに味を変えれるのが注ぎ手なんだなと実感した夜でした。

僕も今後、未来開拓俱楽部BEERをみなさんに飲んで頂くときには、ビールを注ぎ提供する最後の瞬間までこだわりたいと思いました。

ビールの世界はまだまだ知らないことだらけです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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