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アイドルの大変さを感じたこと―書店にて―

初めて、アイドルというものにハマった今の私。


私が今まですきになってきた、ROCK界隈他アーティスト、そしてお笑い芸人さんなどの世界。

その世界と、アイドルという職業は、仕事内容はもちろん、大変さの種類も違う部分があるなぁと感じている。


まず、
アイドルのお仕事として、
”雑誌撮影、取材”というものが、想像以上に大きいんだなと。

今、ハマって勝手に研究中のKing&Princeが載っている雑誌の情報を聞いて、本屋や、スーパーの雑誌コーナーで、写真が表紙になっているもの、あと”King&Prince”という名前があって、中身にKing&Princeのページがあるもの、いろいろ、、、、、、




いや、

、、、、、、多くない⁈



しかも、今日まで書店で見てみたところ、
私が小中学生のころから知っていた、いわゆる
”アイドル雑誌”(Myojo、ポポロなどたくさんの種類)だけじゃなくて、
女性ファッション誌、メンズファッション誌、週刊誌、テレビ情報誌、音楽雑誌、奥様?向け雑誌、ひいては旅行雑誌に至るまで、表紙にジャニーズタレントの顔があった。

そして、中身にいたっては、
ちゃんとテーマにそっての写真撮影(クリスマス、お正月、来年の干支にちなんだうさぎ系とか)、そしてテーマに沿ったメンバー内のトークや個々へのインタビュー、キュンとさせるの言葉などひとりひとりがコメントするなど。さらには個々がその雑誌で担当しているコーナー(人生相談、スマホで撮影した写真公開など)も。
個人が、2ページ分の担当コーナーをもっていたりもする(Myojoでは、永瀬廉くんによる『日日恋廉』という、写真とコラムのコーナーが毎月連載されている)。


”雑誌”というものに関わるお仕事に費やす時間って、アイドルの全仕事のうちどのくらいの割合だろう?

撮影して、トーク、インタビュー。それだけでも時間はかかるだろう。
個々のコーナーの内容は都度都度提出なのか?

アイドル雑誌なんて、私が35年間生きてきて、初めて自分から手にとった。

アイドル界隈は知らないことだらけだから、発見が多すぎる。


ジャニーズアイドルにとって、雑誌のお仕事は欠かせないものなのだなと。


まだデビューしていないジャニーズJr.の子たちからすると、
”この雑誌に載りたい”、”表紙を飾りたい”、
ということも、モチベーションのひとつになるのかもしれない。


そして。
売れっ子になったアイドルにとっては、
他にもたくさんのお仕事を抱えて忙しい中、雑誌撮影では笑顔で写真に写り、読み手をキュンとさせたり、ほれぼれさせたり、たのしませ元気にしたりする、、、、、、
、、、、、、ということって、できなければいけないこと。
アイドルって、きっとそういうお仕事。
雑誌だけでなく、TVに出るとき、ステージの上でもそう。

それって、すごいなぁ。


どの仕事もそうだけど、
ある程度の”無理”の上で成り立っている。

無理しないで、と言われても、どうしたって多少無理をしないと、お仕事ってできないよね。

全くできなくなったのが、鬱病になった今の私なのだけれど。




90年代のROCK全盛期世代、私は小学校から中学校に上がったくらいだった。
L’Arc-en-Cielがすきになった。(今でもずっとすき)
のちにヴィジュアル系とカテゴライズされるようなジャンルのROCKアーティストがとにかく流行って、歌番組に出まくっていた。
売れたら、どんどん新曲を出して、TVで披露して、LIVEして、また追われるようにどんどん曲を作って、、、、、、と動かないと、生き残れない状況だった、と思う。
少なくとも私のすきなL’Arc-en-Cielは明らかに疲弊していたよう。ほかのバンドもそうかもしれないし、宇多田ヒカルなどのソロアーティストが旋風を巻き起こしたのもあり、2000年代を越えると、ROCKブームはだんだん減速。L’Arc-en-Cielを含む多くのバンドは、活動を休止しソロでアーティスト活動を極めるなどしていくこととなっていった。解散したバンドもあっただろう。

自分たちのやりたい音楽を自由にやるというより、ビジネスとしてCDをとにかく売らないと、斬新なことをしないと、どんどん歌番組に出ないと、、、、、、
といった感じなので、
昨今のお笑いブームの中の”売れっ子芸人”のような立ち位置に近い疲弊があったのかもしれない。

再び、L’Arc-en-Cielが活動を再開したころ、2004か2005年ころ、初めてROCKバンドの載っている雑誌を書店で見てみた。
そこには、かっこいいけれど、なんだかアイドルのように、雪の積もった窓枠から顔を出す、L’Arc-en-Cielのメンバーの写真もあった。すごく覚えている。
私はファンなので”尊い、、、”と当時思ったけれど、
今思えばアイドルみたいだったな、90年代の雑誌はどうだったのかな?




今でこそ、ひとつの職業にこだわらずマルチに活躍する二刀流、三刀流芸能人ってたくさんいるけれど、
アイドルって、それこそ活動ジャンルが幅広い。

主軸は、ステージで歌ったり踊ったりするパフォーマンス。
そこに、雑誌の仕事(上記の諸々)、モデル的な仕事、何かのアンバサダーとか(わかっていないけど)になったという話も朝めざましテレビでたまにやっている。
さらに、1枚のCDをリリースするにあたっては、練習して、レコーディングして、振付覚えて練習して、MVの撮影をして。それが終わっても、リリース前後にはその宣伝のためのTV出演。バラエティの洗礼を受ける。
歌番組は、パフォーマンスをたくさんのひとにみてもらえる大事なお仕事。
そして売れてきたら、冠バラエティ番組。定期的に収録。
CM撮影。
演技のお仕事。舞台(ジャニーズ関係、その他)、ドラマ、映画出演。そのドラマ、映画の宣伝のためのTV出演。今は電波ジャックというものがあり、主役級になると特に朝から昼まででづっぱりのことも。

グループとして、なにより大事な仕事、LIVEがある。
個々の役割(演出、衣装担当など)にもとづいて、準備段階からやっていくようだ。
その間にも、ドラマの撮影中のメンバーがいたり、リリースのための活動をしたり、、、、、、

特に今はSNSがあるから、各現場での動画の撮影もあったりして。


今年、King&Princeは、ドームツアー、アリーナツアー、、、、、、
計2本のツアーを敢行したようだ。
その間、アルバムリリース(それに伴う上記参考の諸々)、個々のドラマ・映画撮影(プラス宣伝活動諸々)、新曲のリリース(それに伴う、、、)、そして冠バラエティ収録、雑誌、、、、、、、、、


えええええ、、、、、、よく、体がここにあるなぁ、、、、、、


私は、L’Arc-en-Cielや中島美嘉さんを中心に、かつてはアーティストのLIVEに行っていた身だけれど、”ツアーを1年に2回”って、結構なことだなと感じる。


これは私の憶測だけれど、多分、今後の体制が変わる(3人の脱退)ということもわかっていたために、今、5人できることやりたいことを全部がんばろう、と、限界突破の1年にしたのかもしれないな、、、、、、

(がんばったね、、、、、)


世界で活躍できるグループになることをめざしてきた、King&Prince。

King&Princeの5人が、そのアイドルとしてのお仕事をしながら、それも中途半端でなく全力でしながら、
それと並行して世界を目指すパフォーマンスを追求する、ということは、
普通に考えて難しい。

それこそ雑誌の撮影やCMなど、何かを一旦切り捨ててなら、挑めたかもしれない。
もし、King&Princeの脱退劇が事務所に問題があってのことなら、そこを考えさせてもらえなかったことが悔やまれる。
だって、海外で修行もしていて、ダンス経験者の平野紫耀&髙橋海人が振付もできて、作詞作曲もできるようになったこのメンバー。
仕事の時間外で英語も勉強して、時間があったら集まってダンスの自主練までしていた彼ら。
その意欲が事務所に買われなかったとしたら、悲しすぎる。

ただ、「方向性の違いが出てきた」という言葉は、必ずしも嘘とは言い切れし、ない。
人間、仲良くわちゃわちゃしているだけでは仕事はできないし(キンプリの仲の良さは国宝級)、個々の得意なことだって違う。年齢的に人生を考えるメンバー、そうでないメンバーがいるのも自然なこと。

もともと「方向性の違い」が出てきていたところに、決定的な何かがあった可能性もある。
し、分裂までする予定はなかったけれど、残留する2人に打ち明けるまでのあいだに、辞める3人が何かと闘っていたのかもしれない。

し、本当にお互いを尊重した、思いやりの決断だったのかもしれない。

どんなに考えても、これはしばらくわからないと思う。


本当のことなんて。


”どんなに長く一緒にいたって、人の深層に触れることはできない”

、、、、、、ということを悟ってしまった、23歳の永瀬廉。


本当のことが、いつかわかって、それがやさしいものであって、
また、どこかで6人で、しがらみなく笑いあえる日がきたらいい。



別の人物の話。

今社会現象になっているほどブームになった
ドラマ『Silent』。
主演が、ジャニーズ事務所のグループSnowManの、目黒蓮くん。
耳の不自由な役で、手話を使ったドラマなので一段と大変だったろう。

そして、どうやら別の映画にも出演したようで、舞台挨拶の様子も見た。

そんな彼が、ドラマ最終話の日に、朝のめざましテレビに生出演するというが、同じく主演の川口春奈さんしか現れない。

忙しすぎるよな、彼、心配だ、大丈夫か、、、、、
と思って観ていたら、
やっと登場、それが中継だった。

SnowManの全国ツアー中らしく、名古屋のホテルから、とろんとした目の(もともとなのかな?)目黒くんが、なんとか間に合って映っていた。


ブレイクしているひとって、本当に、いつ寝ているのか心配になる。
ファンはたのしみにしているかもしれないけれど、全力でLIVEした翌朝早くから、ドラマのことで起きて、全国の生放送で、、、、、、


大変な世界だ。

アイドルだけではないのは、わかっているけれど。


私の、勝手に心配になる性格が問題なのだけれど、
彼らは世間に顔を出している間、いつも笑顔で全力でいないといけない。

夢を与えて、安らぎを与えて、今の私が恩恵を受けているように現実逃避できる存在で、、、、、、
みんなをしあわせにする職業だ。


だから、彼らをみて、不安になりたくはないのだ。

しあわせを与える職業のひとが、しあわせに働けたらいい。
夢を与える職業のひとが、夢をもって仕事することを続けられたらいい。


心から、そう思った。


父が、年末年始のTVのために『ザ・テレビジョン』を買ってきてくれた。
表紙はSexyZone。
中にいる、King&Princeのページを見ていたら、
他のひとにみられたくないくらい、顔が笑っている自分に気づいた。


ひとを笑顔にできる素敵な職業のひとが、
この先、”これがしあわせだ”と思えるものを、つかむことができますように。

(そして、私も)

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。