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つわり日記(妊娠6週〜16週)



バンコクでの不妊治療(顕微授精)の末、2023年9月18日の検査で陽性反応。つわりが本格的に始まった6週から、安定期に入る16週まで綴った日記をほぼそのまま載せています。

私の場合は吐くまではいかず、食べづわり、光づわり、音づわり、匂いづわり、喉づわりなど複合的な症状でした。これまでの人生において最も辛い2か月超で、「世の母親はこんな試練を乗り越えていたのか…」と心の底からリスペクトが止まりません。

お腹に新しい命が宿っても、無事にママになれたとしても、私はそうすぐに強く逞しくなんてなれない。

これまでの人生もそうしてきたように、その時々の不安や葛藤を常に言語化することで自分自身と向き合い、弱音を吐きながらもなんだかんだでハードルをひとつずつ乗り越えていくんだろう。そんな等身大の私を見守っていただけると幸いです。

10月7日(6週2日)
夕方過ぎから体調が悪化。悪阻がついにきてしまった。

10月10日(6週5日)
めちゃくちゃキツイ1日。朝食後、激しい睡魔に襲われてベッドでひと眠り。永遠に寝られる。しかし原稿の締め切りが迫っているので、寝転びながらスマホでぽちぽち。気持ち悪い。昼食は無性にソース系が食べたくなり、キャベツ、もやし、豚肉炒めを作る。お好みソースとマヨネーズをかけて食べた。夕方、ふっと楽になり、ヴィラで買い物して料理。ビーフシチュー、トマトとナスのケチャップ炒め、パン。食べたくないものは作れない。

10月11日(6週6日)
朝からお布団。明日提出の記事をなんとか仕上げ、21時前に就寝。

10月15日(7週3日)
食欲がない。朝から晩までベッドの上。頭痛や胃のムカつきが酷い。仕事がほぼ進まず辛い。便秘が苦しい。

10月16日(7週4日)
食欲がさらに減退。オンライン取材は乗り切ったけど、頭が回らず原稿執筆が進まない。やばい。匂い悪阻がきつくてマスクを二重に付けて料理。夜、茄子と豚肉炒めを作ったけど、胃が受け付けない。炒め物はもう無理だな〜。結局、豆腐と味噌汁、カロリーメイト、りんご半分を食べた。昨日より胃のムカつきが増して辛い。

10月18日(7週6日)
今日もずっとベッド。眩暈、頭痛、吐き気に襲われる。なにもできない。朝はヨーグルトとベーグル、昼は少量のミートスパゲティと茶碗蒸し、夕方にセブンで買ったミニ巻き寿司、夜は魚の切り身と枝豆。来週提出の原稿2本が仕上がるか不安すぎる。悪阻が落ち着くまで、ライター活動は控えよう。新規案件の依頼もすべてお断りさせてもらおう。フリーランスだから調整できるけど、会社員の方って一体どうしてるの?みんなすごすぎやろ…

10月19日(8週0日)
体調は昨日よりマシ。ふらつきながら病院へ。ベビーは6ミリから18ミリに成長。人らしい形になっていて、力強い鼓動がしっかり聞こえた。すごい。これだけの変化が体内で起きているのだから、そりゃヘロヘロになるわけだ。〇〇(夫の名前)が仕事終わりにミネストローネを作ってくれた。久々に栄養が体内に染み渡っている感覚がある。おいしい。ありがたい。心が元気になった。

10月20日(8週1日)
午前中は完全にダウン。太陽の光を浴びると気持ち悪いので、カーテンを閉め切る。大きな音も気持ち悪い。病院で処方された眩暈止め錠剤が合っていない気がする。もう飲むのをやめよう。昼はミネストローネとセブンのハンバーガー。おやつにマンゴー、ゼリー、スルメ。夜はピザ。20時ごろ、1時間だけなぜか体調が良かった。元気が恋しいよ…

10月23日(8週4日)
これまでで辛い日トップ3に入る本日。朝から晩までベッドでゾンビ状態。朝食にバナナとリンゴ。11時半頃の昼食が遅すぎたようで、空腹が増して気持ち悪さが100倍に。慌ててコーンスープとミートスパゲティを飲み込んだ。木曜提出の原稿をなんとか進める。この状態での執筆はもう無理だ。昨日いただいたジャガポックルが神。〇(夫)がヴィラでどっさり食材を買ってきてくれて助かった。夜は伊勢のお弁当をデリバリー。チキン南蛮。かなり食べられたと思う。

10月24日(8週5日)
気分が良い時間が1秒もない。常に目の奥がズキズキするような頭痛と、吐くまではいかないレベルの胃のムカつきがある。おそらく食べ悪阻。何かを食べたい欲求はさほど湧かないものの、少しでもお腹が減ると頭痛が悪化して気持ち悪くなる。朝からハイチュウ、グミ、きのこの山と、お菓子ばかり。昼は納豆と豆腐。夕方にじゃがポックルとゼリー。夜に味噌汁とバナナと枝豆。数時間ごとに何かを食べなければいけない。

10月25日(8週6日)
昨日よりいくぶんか体調がマシ。締め切りのある原稿は一旦終了。精神的に随分と気が楽になった。明日からゆっくり過ごそう。一方で、依頼してくださった仕事や受けたい仕事を断らねばならず悲しい。〇(夫)が惣菜や飴、デザートを買ってきてくれた。感謝。早く悪阻のピークが過ぎてほしい。

10月26日(9週0日)
朝から晩まで体調が比較的安定した日なんて、いつぶりだろう。新規のライティング案件を完全ストップし、心と時間に余裕ができたので、文学フリマのTwitter運用に手を挙げた。新規のアカウント運用という初めての経験に、久々にアドレナリンが大放出。やる気がみなぎってきた。クリエイティブはいつも私を元気にしてくれる。

10月27日(9週1日)
昨日とは一転、1日中しんどい日。少しでも空腹になると、酷い頭痛と気持ち悪さに襲われる。昨夜の鍋の残りの鶏肉がムリ。なのに、〇〇(近所のレストラン)のウインナーは食べられた。気付けば9週目。早くピークが過ぎてほしい…

10月29日(9週3日)
久々の外出。昼はMBKでバクテ―を食べ、サイアム駅周辺のハロウィンの雰囲気を満喫でき、久々に浮かれた。でも数時間の外出で疲労困憊し、帰宅して2時間ほど爆睡。料理を心の底からおいしく食べられない、大好きなマッサージにも行けない、ずっとずっとずっと気持ちが悪い。寝て起きてもこの状態が辛すぎて、涙が出る。いつ終わるの… 意識を飛ばしたい。

10月30日(9週4日)
悪阻の症状が本格化したのが10月10日。あれから20日間、毎日体調が悪いのだから、気が滅入るのは当然な気がする。昨夜、一気にメンタルダウンしてしまった。この状況が辛い。心の底から「おいしい!」と思える瞬間が1秒もない。「食べる」というより、胃に物を詰め込む作業だ。気持ち悪さを少しでも抑えるために、胃にナッツを入れ、ゼリーを入れ、パンを入れる。食べたくて食べてるわけじゃない。食べなきゃ吐き気がするんだよ。いつか終わるとは分かりつつ、明確な期限がないので、絶望的な気持ちになる。ご機嫌でいるのが難しい。寝る前にひとしきり泣いて、〇(夫)に胸の内を全部ぶつけて話を聞いてもらい、少し気持ちがスッキリした。辛い気持ちに寄り添ってもらえて救われる。

10月31日(9週5日)
絶対に無理しない、省エネで生きる。そう心に決めたら、いくぶんか気持ちが楽になった。今日も1日中ベッド。昼は昨夜の残り、14時頃にたらこスパゲッティ。前日の残り物を食べるのが気持ち悪い。料理はもう無理して作らない。気が滅入る要因がひとつでも減らす。悪阻きっかけの鬱病もあるらしいし。せっかくだし、読書に明け暮れようと思う。『深夜特急』に救われる。ベッドにいながら世界を旅できる。いまこの本を読めて本当に良かった。紀行文がこうやって人を救うことがあるんだなぁ。私も書きたい。夕方にのっそり起きて、すっぴんでセブンに行き、餃子を買って食べた。

11月2日(10週0日)
今日から10週目。悪阻のピーク真っ只中のよう。12週を抜けると楽になると聞く。心底そうあってほしい。まだ先は長そうだけど…。今日は腹痛もあり、お腹の張りも強い。YouTubeで出産レポを見まくったら、恐怖が増してきた。妊娠も出産も大変だと覚悟はしていたつもりだけど、悪阻だけでも心身の負担が大きい。世の母親へのリスペクトが止まらない。昼はガパオライス、夜はおにぎりと味噌汁とマカロニサラダ。今日も1日生き抜いた。おつかれ自分。

11月4日(10週2日)
腹痛、頭痛、胃のムカつきが1日中続いた。今日は土曜日か…。ずっとベッドの上にいると、曜日感覚を失う。朝はヨーグルト、昼はハンバーガーとポテト、夜は〇(夫)が野菜たっぷり肉団子スープを作ってくれた。手料理の温かさが染みる。久々に栄養を取れた実感。やっぱりコンビニ弁当やデリバリーとは違う。深夜特急を読み終わったら、Netflixに登録して映画でも見ようかな。

夫特製の肉団子スープ

11月5日(10週3日)
昨夜のご飯は炭水化物が少なめだったからか、布団に入ってもお腹がギュルギュル鳴り、夜中に3度も起きてしまった。辛かった。今夜はちゃんと寝られますように。

11月8日(10週6日)
夜は2時間か3時間おきに目が覚めてしまう。気持ち悪くて深夜にトマトを切って食べた。〇〇の原稿を早く仕上げたい。70%くらいまで書いた。〇〇(友達)に心配をかけて申し訳ない。朝昼は昨夜のカレーに救われた。夕方17時半にフロントから電話がかかってきて、部屋に大きな花束が届いた。中央には大好きなひまわり。日々生きるのに必死過ぎて、自分の誕生日を本気で忘れていた。〇くん(夫)、ありがとう。体調はきついけど幸せ。大好き。そんなに食欲はないけど、シャトレーゼのケーキもおいしかった。

11月9日(11週0日)
朝から家族や友達からお祝いのメッセージが届いて、とても幸せな誕生日だった。夕方、レセプションのお兄さんとガードマンのおじさんがケーキを携えて登場!タイらしいサプライズに盛大に笑い、癒された。人に恵まれた人生だなとしみじみ。そして、最近夜が本当に辛い。寝付けないし、数時間おきに気持ち悪くて目が覚めるし。酷い船酔いが永遠に続いている感覚。太りたくないので、就寝前にたくさん食べるのもイヤなんだけど…

11月10日(11週1日)
今までで胃のムカつきがピークだと感じた日。ただ寝ることしかできず、1日が果てしなく長く感じた。喉悪阻にも悩まされるように。喉に何かが詰まっているような不快感がある。食事をとっても1、2時間後には謎の空腹を感じて気持ち悪い。なんなのこれ…。夕方ヘロヘロになりながらシャワーを浴びた。ドライヤーがマジで辛い。風圧が強いやつに変えないと。やりたいことが何一つできない。昼は餃子とソーメン、夜はきんぴらとお茶漬け。塩っけのあるものが食べやすい。今晩は寝付けるだろうか。

11月12日(11週3日)
悪阻がおさまらない。特に食べ悪阻と喉悪阻がしんどい。夜中に何度も起きちゃう。この生活、いつまで続くんだろう。もう11週に入ったんだけど…。頭痛も腹痛も胃のムカつきも、全然軽減されなくてつらい。食べ悪阻以外に、匂い悪阻、光悪阻、音悪阻もある。もうやだ。早く解放されたい。

11月13日(11週4日)
ずっとベッドの上だと鬱々としちゃうので、今日は頑張って外出した。CraftでPC作業。事前にお好み焼きの残りとバナナを食べて、カフェではお茶だけ飲んで帰るつもりだったけど、途中でどうしようもなく気持ち悪くなって、アボカドトーストを注文。ゆっくりゆっくり食べた。おいしかった。外に出てもめちゃくちゃしんどいけど、いくらか気が紛れる。久々に原稿も少し書けた。気分転換になったし、明日も行こうかな。夜がとにかく長くて憂鬱。昨夜も5回くらい起きた。

11月14日(11週5日)
昨夜も1、2時間おきに目が覚めて地獄だった。食べたくもないお稲荷さんやゼリー、パイナップルを深夜に詰め込む。ゼリーやフルーツはまったく効果がなくて、数分後には気持ち悪くなる。朝起きたら、「また長い1日が始まるのか」と絶望的な気持ちになる。今日も気分転換にCraftへ。すごいボリューミーなハンバーガーと大量のポテトが出てきて、選択をミスった。せっかくのチャンスな取材を断らざるを得ず、悲しい。今夜も地獄なのかな。

11月15日(11週6日)
深夜になにも食べなくても一夜を超すことができた。朝もそこまで気持ち悪くなかった。こんなの久しぶり。頭痛と胃のムカつき度合いも少し和らいでいる気がする。もしや、つわりが落ち着いてきている…?期待しない方がいいけど、期待してしまう。昼はおにぎりと唐揚げ、夜は焼うどんと納豆とりんご。妊娠前は朝も夜も炭水化物を抜く生活だったから、いまめっちゃ食べてる気がする。

11月17日(12週1日)
頭痛と眩暈が相変わらずひどい。今日は〇(夫)の誕生日。エムクオの紀伊国屋で注文していたビジネス誌をやっと受け取り、食料品売り場でスイーツを物色。でもピンとくるものがない。そこでおつまみ系の生ハムやチーズを買って、プレートに並べて誕生日ディナーを作ることにした。もっと盛大にお祝いしたかったけど仕方がない。今の自分の精一杯を尽くした。喜んでくれてよかった。

ヘロヘロ状態で作った(並べた?)バースデーディナー

11月19日(12週3日)
今日は何を食べても気持ち悪さが一向に抑えられず、辛かった。うどんを食べてもだめ、パンを食べてもだめ。ただ、ピークを10とすると8くらいにはなっているかな。晩ごはんは塩サバ弁当を注文してもらった。頑張っていっぱい食べたら、さすがに空腹感はなくなった。早く寝なきゃ怖い。今晩は寝れるかなぁ…

11月21日(12週4日)
最近は朝が割とマシで、日中~夜の方がしんどい。でもピークの7割くらいにはなって、久々に料理ができた。まあレトルトの麻婆豆腐と冷凍餃子だけど。わかめスープも作ったし、上出来でしょう。

11月23日(13週0日)
つわりが落ち着くかと思いきや、昨夜はほんっとにしんどかった。酷い眩暈と胃のムカつき。今日から13週。朝から読書したりYouTube観たり、ひっそり過ごしてる。外界で何が起こっているかは知らない。

11月25日(13週2日)
今日は朝から晩まで体調が悪かった。何もする気が起きず、ひたすらベッドでYouTube。エンタメ系YouTuberのドッキリ動画をずっと観てた。しんどい時、笑いをくれるエンタメコンテンツのありがたみを実感する。

11月26日(13週3日)
ピークレベルでしんどい日。つわりが落ち着くかと思ったのに、辛い。今日は睡魔も半端なかった。体重が2キロくらい増えていて、衝撃を受けた。そんなバカ食いしてるつもりはなかったけど、食べ悪阻だし、全然動いてないしね。お腹が膨らんで、腰回りも太ももも肉付きがよくなってきている気がする。自分の体形の変化が想像以上に受け入れがたい。なんでこんなにたくさんの犠牲を強いられるんだろう。涙が止まらない。一時帰国が近いのに、無事に行って帰ってこれるのか、楽しめるのかも不安。バクテ―を食べられたのが唯一の幸せ。

11月27日(13週4日)
本日、〇〇(不妊治療センター)を卒業。常に寄り添い続けてくれた〇〇さん(通訳さん)と先生には感謝してもしきれない。ここでお世話になって本当によかった。スイーツ、喜んでくれたらいいな。ベビーは8センチに成長。ついに性別を教えてもらい、一気に現実味が増す。朝はマジで体調が悪かったけど、15時頃から徐々に安定。ずっと食べたかったミートスパゲティを作れた。フラフラしつつ、〇くん(夫)とルンピニ公園でロイクラトンの雰囲気を味わえて嬉しかった。「ふたりで過ごす最後の〇〇」はできるだけ大切にしたい。

お世話になった不妊治療センターのみなさまと

11月30日(14週0日)
昨夜の睡眠不足が解消され、午前4時起きでも体調はそこまで悪くない。空港の雰囲気もラウンジごはんもフライトも楽しくて、気分がハイになっているのか悪阻もさほどきつくない。空腹時間をできるだけ作らないようにしたのも良かった。日本のピリッとした寒さが新鮮で、気持ち悪さが紛れている。インフルが流行っているらしいし、スケジュールを詰め込みすぎないよう十分に気を付けねばならない。

12月1日(14週1日)
早朝、後楽園と岡山城を散歩。倉敷で〇〇家ランチ。美観地区散策、カフェ、たまの湯、岡山駅前散策とよく動いた!15000歩。ずっとベッドにいたから体力がなくてぐったりしたけど、楽しかったからか思いのほか元気。昔のデートスポットも巡れて幸せだった。たまの湯の夕食時、○くん(夫)の「実家はお母さんがそばにいてくれるから安心だね」という言葉に深く頷いて、涙が突然ブワッと溢れた。自分でもびっくり。この2ヶ月、ずっと不安だったんだ。そう初めて自覚した。タイは大好き。でもやっぱり、異国であることには変わらなくて。〇くん(夫)のサポートにはもちろんすごく支えられたけど、2ヶ月も朝から晩までカーテンを閉め切った暗い部屋の中でひとりベッドの上。頼れる家族もそばにいなくて、本当に辛かったんだなと。よく頑張ったよ。自分はメンタルが比較的タフだと思っていたけど、実際はそうでもない。このタイミングで実家に帰ってこれてよかった。

12月3日(14週3日)
多忙だけどすごく幸せな2日間で、無事に楽しめて安堵している。昨晩は20時就寝。夜中に気持ちが悪くて一度起きたものの、あとは泥のように眠っていた。疲れていたんだな。しばしゆっくりしよう。

12月4日(14週4日)
免許更新done。家族でランチ、ユニクロ、100均、カフェとはしごして、楽しかったけどヘトヘト。夜、だいぶ気持ちが悪い。無理しちゃだめだー。

12月7日(15週0日)
今日から15週。まだ悪阻が終わらない。頭痛と胃のムカつきは相変わらず。体力が落ちていて、短時間の外出も疲れてしまう。でも食べ物はおいしく食べられるようになって嬉しい!今日は豚骨ラーメンと、お母さんのもち米おこわ、ブリの照り焼きが最高だった。人間ドッグで体脂肪率が爆上がりしていたのと、肝機能がタンパク質不足でC判定だったのが大ショック。タイの悪阻生活で料理がまったくできず、ろくなものを食べていなかったからね。でもそろそろ食生活を気を遣わねば。寒いからか、比較的よく眠れる。羽毛布団が気持ちよい。

12月10日(15週3日)
悪阻、長いなぁ。もう2か月か…。友達からいろんな話を聞いて、みんなこの試練を乗り越えてきたんだなぁと尊敬の気持ちでいっぱいになる。今日は唯一の1日フリーday。久々にカフェでライティングしよう。一時帰国中、ほぼなにも執筆できていないから。

12月12日(15週5日)
昨日は朝から悪阻がやや重め。頭痛、胃のムカつき、喉悪阻が辛い。でも中華街や旅館のご飯はおいしく食べられた。夕食を食べすぎて、お腹が苦しくて寝付けず、5回くらい起きてしまった。食べすぎ注意だ…

旅館の夕食

12月14日(16週0日)
今日から16週!安定期に入ったらしい。昨夜のフライト後半は食べ悪阻がかなりきつくて、ひどい頭痛と胃のムカつきでしんどかった。空港では荷物がなかなか出てこないし。全体的な疲労でメンタルダウンして、帰宅後に号泣。〇くん(夫)に会えて嬉しかったのに。実家のサポートがないのは正直心細い。でも出産のときお母さんがタイに来てくれることになり、ホッとしている。やっぱり今のホームはバンコク。落ち着くなぁ。今日メイドさんが私のお腹を見て、「えぇ!妊娠…!?」と気付いた。お腹がだいぶ出てきたもんね。「触ってもいい?」と、彼女が私のお腹に手をあてて、満面の笑みで喜んでくれて、なんだかこそばゆい嬉しさがあった。

12月16日(16週2日)
初めて〇〇病院の婦人科へ。ドクターは物腰柔らかで笑顔が優しく、診察も説明も丁寧。「なにか質問はない?」とこまめにきいてくださる。通訳さんも親切な対応。出産まで安心して身を委ねられそうで、心から安堵した。エコーでベビーの状態をチェック。「指が1、2、3、4、5…全部あるね。次は足を見てましょう。1、2、3、4、5…全部あるね」。ちょっと緊張した。「頭が平均より少し大きめですね。でも問題はありません」。きっと私も〇(夫)も頭大きめだからやわ、なんかすまんよ(笑)。現時点で特に異常は見つからずひと安心。心が楽になった状態で久々の肉匠ランチ。これがずっと食べたかったのよー!涙が出そう。この2か月でバンコクの街がけっこう変わっていた。新陳代謝が活発な場所だからね。エムスフィアのIKEAでもはしゃいだはしゃいだ。太陽の光を浴びて散歩できる。焼肉をおいしく食べられる。この世界の森羅万象に感謝したい気持ち。夜は彼が担当してくれた肉野菜炒め、サラダ、豆腐とわかめの味噌汁など。夜、食べ悪阻で持ち悪くて寝付けず。深夜1時半、仕方なくお餅に砂糖と醤油をつけて食べた。炭水化物を取らないとやっぱりダメか… 果てさて、悪阻はいつまで続くのかな。


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