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改めて「私の願い」

沖縄で4回目のお正月を迎えました。
50代半ばでやりがいのある仕事を捨てての移住は不安もたくさんありましたが、暮らしは本当にとても快適で、2、3年の予定が延長戦に入っています。

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何より気候が温暖であること。寒さに弱い私には、暖かく湿度が高い沖縄の冬の快適さからは離れ難いです。

そして、人が温かいこと。日本という島国の中でもさらに小さな島である沖縄の人たちは、お互いを傷つけないようにして生きてきています。もちろんそれによるマイナス面もあると思いますが、私にはそれがとても心地よく、知らない人とおしゃべりできるのも、子どもの頃からよく知らない人にも話しかけて「変な人」と言われ続けた私には、来るべくしてきた場所、むしろこちらの方がふるさと?と思ってしまうほどです。先日も、向こうから歩いてきた女性に「銀行は今日休み?」と話しかけられ「あー、4日からみたいですよ。開いてて欲しかったー」「だっからよー」みたいな会話をして、沖縄本当にいいなぁと。

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ずっと沖縄に住み続けたいけど、それを「願う」のはとても自分勝手。新月の日に願ったりはどうしてもできません。

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一方

仕事の方は、4年目の今も相変わらず試行錯誤です。以前「砂漠の真ん中で使える力をつけなさい」と生徒たちに言っていたのは、半分はそのままの意味、半分は比喩で「誰も自分を知らない、何の後ろ盾もないところで生きていける力をつけよ」という意味でした。

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実際に自分がそのチャレンジをすることになり、まあ生きてはいけてるけど(ここは砂漠じゃなし、言葉も通じる!)、自分で思うほど自分にはその力がなかったと4年目も終わりに近づいてさすがに認めざるを得ないなーと思わされています。

東京でも郷に従いつつ新しい風を吹き込み、評価されるまで4、5年かかりました。今の勤務校は定年まであと2年、この年齢での採用はもちろん即戦力(育てる手間がいらない)ということはあるでしょうけれど、格別大きなことは期待されていないでしょう。

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だから、私がここで東京でのように活躍したいなんて、これまた自分勝手で(ここにはここで活躍すべき素晴らしい人たちがいる!これが2021年の大きな気づきでした。)、やはり新月の日に「願う」気にはなれません。

「お導きのままに」「則天去私」目を閉じて天の声に耳をすまし、与えられたものを全力で受け止められるようにと願っています。4月から沖縄5年目、勤務校2年目に突入します。天が私に何を求めるのか、めちゃめちゃ楽しみです!


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