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彼女らしいな。と思った元同僚からのメールはとてもまっすぐでした。

昨日、元同僚兼ママ友でもある人から久々にLINEがきた。
私にとって彼女は特別な友人。
娘がまだ小さかった頃、初めて保育園で見かけたときに、「なんて元気で明るいんだろう!」と密かに憧れた。
インスタで見るようなカリスマママって感じじゃない。大きな口でワハハ!って笑い、仕事をしてるはずなのにちっとも疲れてる雰囲気は出さず、すれ違う人みんな友達か?と思うほど、みんなに気持ちのいい挨拶をする人。ドラゴンボールの孫悟空やワンピースのルフィを彷彿とさせる女性。(実際彼女はドラゴンボールファンだった)

色々あって、同じ職場で働くことになり、彼女と一緒に楽しく仕事をしてきた。仕事中も、正直でまっすぐ!知り合う前からのイメージのまま。

彼女は趣味のヨガを毎日やりたい!という理由で今年辞めていったのだ。(インストラクターになりたいとかではなく、ただただ毎日やりたいという感じ)

そんな彼女から、何ヶ月かぶりに連絡が来て、私は「わぁ!」と声が漏れるくらい嬉しかった。話したいことがいっぱいあったから。

彼女はヨガも続けながら、新しい仕事につくことなどを教えてくれた。新しい仕事も健康思考の彼女にピッタリだと思った。

私も近況を手短に伝えたら彼女はこう返信してくれた。

「もっと早く連絡したかったのに、何かと心がざわついていました」

あまりに自然で、普通に返信してたけど、今日になって思い返したら、すごく彼女らしいなと思った。

普通、連絡がしばらく途絶えてたら、
「ちょっと最近忙しくて」
「なんかバタバタしてて」あたりで伝えるんじゃないだろうか?「ごめんね、すっかり忘れてて」なんてあっけらかんと言う人もいるかも。

心がざわついていたから。

こんなに自分に正直な伝え方、私は多分したことがない。
心がざわつくことって、誰にだってあるし、正直そんな時は何も考えずにいたい。できたら余計な情報を遮断したいし、ひとり瞑想でもしたい。
もしくは、何もかもを放り出して、かまいたちのYouTubeだけをエンドレスで見ていたい。

心がざわついてるときって、LINEなんてしたくないんだよ本当は。

でも、してる。
むしろ、ざわつきを忘れるために、わざと忙しくしてる時もある。バタバタと家事をして、バタバタと娘に注意して、バタバタとご飯を流し込んで、バタバタとLINEをチェックして、バタバタと寝る。バタバターズハイとでも言うのかな。アドレナリンが出まくって、全てのことをとにかく効率よく済ませようとする。

心のざわざわは寝れば治る。
だから一刻も早くベッドに飛び込むのが一番だ!と、頭の中で誰かが囁く。

バタバターズハイの間は心のざわざわは忘れてられるけど、あとあとになってそのしっぺ返しがやってくる。

学校行事の日に予定入れてた。娘に怒ったことを後悔する。ご飯を食べた記憶がない。LINEを見返したら失礼なこと言ってる。結局眠れない。

彼女のように、あ、今心がざわついてる。LINEは控えようと思えて、行動できる人がどれだけいるだろう。

LINEのたった一文で大袈裟な、と思うでしょう。
でも、その人らしさって、一文で充分伝わるんだよね。


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