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読書記録 「逆境の中にこそ夢がある」*蒲島郁夫

最近、本の紹介をしてくれるSNSを参考に
今まで読まなかったジャンルの本を見つけるのが楽しい♬
この本も音声配信の中で紹介されていて
気になった本の一冊だ。

著者は熊本のかなり貧しい農家に生まれ、
食べるものにも困窮し、
小学生で新聞配達しながら新聞を読み、
数々の逆境の中でも夢を持ち続け、
勉強する暇もなく、高校卒業後まで落ちこぼれだった。
ひょんなことから目にした新聞でアメリカへ農業研修生としていくことになり、
そこから持ち前のバイタリティで英語を学び、
牧場経営を夢見て大学院まですすみ、
そのうち政治家を夢見てハーバード大にすすみ、
日本に帰国後に筑波大教授→東大教授という
嘘のようなサクセスストーリーが書かれている。

TVでも逆転人生という番組があったけれど、
まさにゲストで呼ばれそうな経歴である。
ただ、ご本人が書く、これまでの道のりは
テンポよく、とても読みやすい上、
要所要所に多くのお世話になった方々への
敬意が感じられる。
そして、これから人生の岐路に立つ若い読者に
きっと勇気と励ましに与えてくれるだろう。

子育て前に、これを読んでいれば
もっと子供達をのびのびと色々な可能性をもてるようにできたのかもしれない。
世の多くの子供達と、その親世代に
是非とも読んでほしい一冊だと思う。

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