「ネガティヴ感情を記事にして良いの?」という問いに、生きづらい人間が答えます
こんにちは、ぴろろです。
皆さんは普段どのような記事を書いていますか?
ビジネススキル、小説、エッセイ、ゲーム攻略、映画やドラマの感想など、多岐にわたるのではないでしょうか。
でも、生きていれば楽しいことや嬉しいことばかりではありませんよね。
順風満帆にはいかないのが人間というものです。
noterの中には、人間関係や病気、障害、容姿コンプレックス、経済的困窮など、複数の生きづらさを抱えている方々も多く居ます。
実際に行きどころのない思いを吐き出すのに、壁打ち目的でnoteを使っている方も多いです。
本日は、そのような「ネガティヴな内容を記事にして良いかどうか」という話を、生きづらい人間の立場から考えてみたいと思います。
先に結論から言うと、ネガティヴな記事を書くことに対しては肯定派の立場をとっています。
自分自身もネガティヴな記事というか、愚痴めいた率直な感情を記事にすることがあります。
生きづらい故に多くの人が楽しめる趣味やお出かけが満足に楽しめないこと、また発達障害や精神疾患など持たずに生きたかったと思うことも幾度となくあります。
何なら「病気や障害なんてない方がよかった」ということに関しては現在進行形で思っていることですし、実際にそうした感情を言語化して記事にしたこともあります。
私を含めて、生きづらい人間にとっては基本的にポジティブな記事を書くことの方が至難の業であり、人によっては考え込んでしまい、頭がパンクするものです。
生きてて楽しかったことなんて1つもなかったと悲観的な方もいらっしゃいます。
過去の私もそうでした。
でもね、だからと言って、無理をしてポジティブに振る舞う必要はないのです。
楽しい記事を書こうなんて無理、しなくていいんですよ。
ストレスを吐き出すという意味でも、想いを率直に書き綴ると言うのは大切なことだと思っています。
ネガティヴな感情を言語化することで、精神的に癒えることもありますからね。
そんな私自身がネガティヴな記事を書く際に、一点だけ気をつけていることがあります。
それは「ネガティヴから始まりネガティヴに終結しない」ということです。
勿論、精神的に限界な時はこの限りではありませんが、記事を読んでくれる人たちの気持ちを考えて、出来るだけ留意していることです。
言い換えれば、起承転結の結の部分に、僅かながらもプラスの展望を見出すことかもしれません。
面接でも「あなたの短所・弱みは何ですか?」と聞かれた時に、
「頑固なところです。」だけ答えるよりも、「少々頑固なところですが、周りの意見に耳を傾ける習慣を身につけつつあります」という風に答えた方が、印象が良いと思いませんか?
以下の記事の冒頭は愚痴から始まってますが、実際に私の記事の中では最も読まれている記事です。
これは推測でしかありませんが、末尾は「こう考えた方がいいと思う」とプラスに展望を見出しているのも、この記事が見られている理由の1つだと推察します。
仮に、口汚い言葉で愚痴ってひたすらに攻撃性をむき出しにした記事であれば、きっと最後まで読んでもらえなかったでしょう。
当然スキもあまりもらえなかったんじゃないかなと思います。
人は誰しも怒りや悲しみ、絶望などのマイナス感情をおぼえるものですし、精神的余裕がない時は周りに当たってしまうこともあります。
しかし、一度インターネットに言葉を吐き出したものは消えることがないということを、肝に銘じたいですね。
私にはかつて、自分と同じように生きづらさを抱えていた元友人がいました。
noteではなくてXでの話になりますが、トラウマを複数抱えており、ネガティヴなことを繰り返し言いながらも「死ねよ」とか「殺す」など攻撃的な言葉を使っていました。
それが彼女にとっては心の捌け口となる唯一の手段だったのかもしれません。
私に向けられた言葉ではありませんでしたが、やはり聞いている側としては不穏な気持ちになったものです。
全世界に公開されるということは、言葉に責任を持たなければならないということです。
noteで愚痴やネガティヴを吐き出す時も、このことは常に念頭においてときたいですね。
ネガティヴな気持ちになることは人間の自然な感情なので、その感情に嘘をつくことはできません。
しかしそのネガティヴな感情を言語化して世に発信するということは、見た人がどんな気持ちになるか考えなければならない、ということです。
吐き出したい直接的な言葉は一度飲み込み、言葉を選ぶことは大切なことです。
画面の向こうは生身の人間です。
もしどうしても直接的な言葉を吐きたいなら、アナログ形式でノートに書き殴り、破り捨てましょう。
それだけでもスッキリします。
ネガティヴな感情を記事にするなら、見た人の気持ちを少しでも考えることは、お互いに気持ち良いnote生活を送る上で大切です。
私たちは相変わらず生きづらいですが、画面の向こうで二次的に傷ついたり不快な気持ちになるような人が出ないような言葉遣いを控えて吐き出していきましょう。
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