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ゲームソフトの価格帯の未来

『ファイナルファンタジーVIIリバース』

ついに、とうとう発売されましたね、『FF7 リバース』が。もちろん私も購入して早速プレイしている最中なのですが。

まぁ、まだプレイは序盤のほう(チャプター5)だとは思うのですが、所感としては「歴代最高傑作にして最高峰の国産ゲームの到達点」だと感じています。

めちゃくちゃ面白くてとんでもなく良く出来ています。

まさに「こういうゲームが欲しかった」という理想の形だと思います。

バトルシステムはもちろんのこと、エリアごとに用意されたオープンフィールドの活用の仕方や、仲間たちとの連携&育成システムや、各種ミニゲームの作り込み含めて一切の隙が無い至高の作品になっていると感じています。

決して大げさではなく「一生遊べるゲームソフト」なんじゃないか、って思うほど凄すぎます。

あまり表立って他社製のゲームソフトに関するレビューや感想は(立場上)意図的に言及しないようには努めてはいるのですが、今回ばかりは言わせてくださいよ。

だって面白いんですから、最高傑作ですよ、本作は。

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ティファとエアリスを一生眺めていられる

特に衝撃を受けるほどに感銘を受けたのが、ティファとエアリスの造詣の凄さですね。

これはグラフィックのクオリティやフェイシャルアニメーションといった技術的な話だけではありません。(いや、それも凄いです)

ゲーム中に挿入されるカットシーン(イベントシーン)のちょっとしたしぐさや言動(セリフ)のひとつひとつがとんでもない配慮で作られています。

ゲームソフト、特にRPGというジャンルにおいては、メインの物語進行だけではなく、ちょっとした寄り道やサブイベントなどでも同行する仲間たちとの交流がありますし、なんなら本作には各キャラクターごとに好感度が設定されていますので、いろんなパターンのリアクションが用意されています。

それらのイベント時のセリフやしぐさや表情などが、全部がキッチリと魅力的に作られています。

端的に言ってしまうと、ティファとエアリスのことがもっと好きになる魅力があふれるように作られているということです。

キャラクターの印象なんて、所詮プレイヤーにとっては「好きか・嫌いか」だけで語られてしまうことが多いのですが、本作におけるティファとエアリスのことを嫌いになれる人なんていないんじゃないでしょうか。

少なくとも私はそう感じてしまっています。

「ここに至るまでにどれだけの積み重ねを……」

と、感心を通り越した幸福感に包まれながらゲームをプレイしています。

(本作には他にも多くの登場人物がいますし、なんならユフィだって魅力的に演出されているのですが、個人的にはティファとエアリスへの設計&配慮が凄いな、と感じました)

遊んでいて、ずっと心地いい。

ティファとエアリスを一生眺めていられる、贅沢な日々を過ごしています。

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さて、今回の記事はただ「出たばかりの『FF7 リバース』を遊んでみたけどめっちゃ最高ー!ティファとエアリスが最高ー!」というだけではありません。

一応、ちゃんと目的をもって記事を執筆しています。

今回は一本のゲームソフトの価格帯について、少し掘り下げていきながらその未来について書いていきますね。

これまでの30年のゲーム業界の歴史の中での価格の変遷とこれからの未来、そしてそれらの作品を応援したいと思っている人たちにとって出来ることとは何なのか?

考えていきたいと思います。

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本作を9,878円で楽しめるという幸せ

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