第10号『ゲームソフトのクリア率の実情』

現在の家庭用ゲームではトロフィー機能などを使って、サーバーで集計されるデータが開発側にも把握できるようになっています。

簡単に言うと、そのゲームソフトを購入した全体のプレイヤーがどこまでそのゲームを遊んでいるかがわかるということです。

例えば、そのゲームソフトが全10章あるとして。

1章をクリアした人の数。

5章までクリアした人の数。

10章(最後まで)クリアした人の数。

こういったデータがわかります。

で、衝撃の事実ですが。

だいたいどのタイトルであっても、最後までクリアした人の数は全体の30%くらいです。

そのゲームソフトを欲しくて購入したはずなのに、プレイヤーの7割は最後まで遊んでいないという事実です。

これはもちろん人それぞれ。

そのゲームソフトを購入したけど、遊び始めるのは買った数週間後という人もいるでしょうし、買った初日に1章だけ遊んだけど続きをプレイするのは数か月後になってしまったという人もいるでしょう。

しかし、発売から1か月後でも半年後でも1年後でも。

データを集計すると、やはりほぼクリア率は30%くらいで変わりません。

PS3以降のトロフィー機能の集計ですから、我々はこの10年くらいこの現実と向き合っています。

なぜ欲しくて買ったはずのゲームソフトなのに最後まで遊んでくれていないんだろう?

この正確な理由はわかりません。

それこそ人それぞれの理由があり、当たり前ですが購入した後のゲームソフトをどこまで遊ぶのかはお客様の自由です。

例えば格闘ゲームなどはやはり極端にストーリーモードのクリア率は下がります。20%を下回ることもザラです。これは買ってすぐにみんなやりたいのは対戦であってストーリーにはあまり興味が無い、ということなのかもしれません。

こういったデータから我々開発者が考えなければならないことは。

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松山 洋

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週刊少年松山洋

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