週刊少年松山洋_タイトル_調整

『奇跡体験!アンビリバボー』の裏側で起こったもうひとつの奇跡

2018年3月にフジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー』で私の書いた本『エンターテインメントという薬』が取り上げられ、そのエピソードが再現ドラマ形式で作られて私自身も本人インタビューで出演させていただきました。

今回はその“裏”で起きた出来事の話。

まず私の本が発売されたのは2017年11月。本の発売から3週間後に番組制作会社からオファーをいただきました。

出された条件はひとつだけ。

“他の局からオファーがあってもフジテレビで『アンビリバボー』を放送するまでは独占&先行させて欲しい”

実際の話、別に他の放送局からオファーが来ていたわけでもなかったし、ましてや“20年以上続いている番組で放送していただけるのなら”ということで快諾しました。

それからすぐに番組ディレクターと会って打ち合わせを行い取材の準備を開始しました。(全面的に制作協力させていただきました)

ディレクターと一緒に取材を進めていく中で感心したのは“本に出てくる全ての登場人物に必ず会いに行ってディレクター自身が話を直接伺う”というルール(というか方針)。

直接会うことで実在の人物の性格や人となりを確認してから、再現ドラマ用のオーディションを行うとの事でした。

道中その話を聞いてディレクターに笑いながら“てことは、私役の役者さんは絶対オデコが広くてうるさい感じの人をアサインするんでしょう?”なんてことを話してたのですが。

まあ、実際に見たらその通りでした(笑)

順調に取材を進めて台本も完成してあとは撮影していくだけというところで問題が発生しました。

2018年1月にディレクターから連絡があって

“申し訳ありません。放送予定日を2018年2月もしくは3月でとお伝えしていたと思うのですが問題が発生しました。場合によっては2018年4月以降までスキップさせていただくことになるかもしれません”

“???急にどうしたんですか?”

と私が訪ねるとディレクターからこう言われました。

“2018年1月から3月までの1クールの提供スポンサーが任天堂さんになりました!”

な、なるほど……。

『奇跡体験!アンビリバボー』の
裏側で起こったもうひとつの奇跡

この『エンターテインメントという薬』は今から10年前に実際に起きた話。

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