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Ron Carter著:Ron Carter Bass Solos

どうも。リーマンコントラバシストです。今回はジャズベースの教則本のお話です。今回取り上げるのは「Ron Carter Bass Solos」。ロン・カーターといえば一般の方も知っている有名なジャズベーシスト。なんとウイスキーのCMにも出ていたそうな。背が高くダンディな出で立ち。ザ・ジャズベーシストって風貌です。

特徴的なのはサウンドですね。一世を風靡したブニブニ音。いわゆるアコースティックな音ではないので、好き嫌いがはっきりと分かれます。どちらかというとネガティブな意見が多い気がします。個人的にはサスティーンがしっかり伸びているのでバンドサウンドには馴染みやすいと思っていて、すごく聴衆に親切なサウンドだと思います。ベースのガット系サウンドも勿論好きなんですけど、バンドサウンドの範囲においてはちょっと通向けだと思います。

またポール・チェンバースの次にマイルス・デイヴィスを支えた主ベーシストであり、時期的にはモーダルなサウンドに適応しています。というかモーダルアプローチの先駆者。その辺はマイルス・デイヴィス自叙伝に色々書いてます。昔は上下巻だったけど今は一冊にまとまっていたんですね。こちら。複雑になっていくコード感の中で変わりゆくベーシストの模範になったかと思います。

そのソロのコピー集がこちら。参考音源も併せておきますね。

https://www.amazon.com/gp/product/1562241044/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1

譜面で見ると3連符が多いし、ソロのスタイル自体は結構伝統的な気はします。サウンドが変わっているからそんな気がしてなかったけど。ずっと聴いていたつもりでしたが、いつまでも発見があるものですね。

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ポールチェンバースのウォーキングベースのコピー集はこちら。

サム・ジョーンズのウォーキングのコピー集はこちら。


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