見出し画像


ケガや老化などにより、

日々損なわれていく私たちの成長細胞。

これらの成長細胞を修復するのが、

自ら様々な細胞に分化して再生を促す

「幹細胞」、つまり万能細胞です。

「幹細胞培養上清液」は、

前回も記載しましたが、

幹細胞を培養した時に分泌される上澄み液の

こと。

サイトカインなど、数千種類の成長因子

(生理活性物質)を含み、

幹細胞と同等の効果が

期待できると言われています。

サイトカインの働きにより、

細胞の活性化や組織の再生促進、

血流改善などの効果が期待できます。

骨髄、臍帯など、様々なヒト組織由来幹細胞が

あるなかで、乳歯の歯髄幹細胞が

もっとも多くの成長因子を

含むことが分かっています。

歯髄幹細胞培養上清液を使う理由としては、

歯髄の育つ環境ゆえの強さ

歯髄は硬い歯に囲まれています。

そのため、他の幹細胞培養上清液に比べて、

血液供給量が非常に少ない劣悪な環境に

置かれています。

そのような中で育つので、強く、また傷つきにくい細胞に育ちます。

このような環境下で育った歯髄は、

活性能力が非常に高く、
細胞分裂や増殖能力が高くなります。

増殖能力が高いほど、
サイトカインの種類が多くなり、

濃度も濃くなります。

だから幹細胞培養上清液と歯は、

非常に相性が良いのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?