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とろ君虹の橋を渡る

我が家には4匹の猫がいました。

が、末っ子猫のとろ君が 一昨日の5月22日(土)21時ごろ、虹の橋を渡ってしまいました。

3月に急性じん不全になり、闘病中でした。

まだ10歳になったばかりでした。

一進一退を繰り返しながらも、それでも、もう少し一緒に居られると思っていた中の急変でした。

金曜、仕事から帰ると私の顔を見て 大きな声で「にゃぁ」とお帰りの挨拶をしてくれたものの、

立ち上がろうとしてよろけて、歩くことができません。

食欲も落ちて 体重は元気なころの半分ほどまでに減ってしまっていましたが、

それでも前日までは 猫タワーからリビングボードに飛び移り、本棚の上で昼寝もできていたのに、

こんなに急に歩けなくなるなんて。

今まで投薬、点滴治療で ギリギリの所を保っていたところが、

限界にきてしまったようです。

病院で点滴中のとろ君。窓の外のツバメを見ながら。

土曜の朝病院に連れて行こうとも思いましたが、

もうこれ以上頑張らせるのは とろ君にとってはしんどいだけのような気がして、

家族とも相談して、このまま家で看取ろうという事になりました。

何度か「にゃぁ」となくたびに 口元に水を持っていくとごくごくと飲んでいましたが、

そのうち 水も受け付けなくなり、

歩けないからトイレにも行けず、

ペットシートの上での排尿は とろ君にとっては辛い事だったかもしれません。

出た尿はすでににおいもなくなっていて、

徐々に尿量が少なくなるとともに、

体温が少しずつ下がっているのが 触れていてわかるまでになってしまいました。

それでも声をかけ、撫でるたびに 尻尾を動かすとろ君に、

「お返事はもういいよ」と声をかけましたが、

またしっぽでお返事をするとろ君。

土曜の日暮れ後くらいから、徐々に胸の動きが早く浅くなっているのが見えて、

もうお別れが近いのだなぁと、

本当にそぉっとゆっくりと撫で、

声をかけてもしっぽのお返事もなくなり、

ろうそくの炎がすーーーっと最後消えるように、

とろ君はお空に旅立ちました。

夫も闘病入院中で、私一人での看取りになってしまいましたが、

一緒に居られる週末の時を選んで 旅立ってくれたのかな。

お別れは本当につらく寂しいけれど、

本来の寿命より短くなっちゃったけど、

きっと虹の橋の向こうで 先輩猫達と仲良く元気に、

走り回りながら、

我が家の残りの3にゃんずや 私たち家族を

見守っていてくれるかな。

イケにゃん とろ君

とろ君、うちの子になってくれてありがとうね。

お膝に乗るのが大好きだった 甘えん坊のとろ君 忘れないからね。

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