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ピーリング作用があるニキビ外用剤について

10年以上付き合っているニキビ
ニキビは尋常性ざ瘡という病気になります。
ニキビは皮膚科へ。これは大袈裟なことでは決してない。
なぜかというとニキビ跡のクレーター(ぼこつき)治療は難しいからです。
いまだに、私はニキビ跡のクレーターや色素沈着もあります。
色素沈着はゆっくり薄くすることを意識していますが、クレーター治療は本当に難しいのとお金がかかると実感しています。
ニキビにずっと悩んだ私が最終的に辿り着いたのは、ニキビの外用剤を適切に使っていくことです。
使ったことがある方ならご存知かと思いますが、ピーリング作用のあるニキビ外用剤は副作用が強くて使いにくい。赤み、ひりつき、乾燥、痒みなど乗り越えないといけないことが多く、挫折してしまうこともしばしば。私もその一人でした。
初めて使ったのが、3年ほど前に近所の皮膚科へニキビの相談に行った際に
「レーザー同様の薬があるからね。これを塗ってね」
とっても優しい先生に診察していただき、いただいのたがディフェリンゲル(アダパレン)でした。
毎日塗りましたが、赤みやひりつきが強く痒くて顔を引っ掻いてしまう。
そんな生活を送る中で気づいたら、薬を塗ることをやめていました。
数年後、皮膚科で働くようになり皮膚の勉強をしていく中で改めて、ニキビの外用剤の大切さを知りました。

ピーリング作用のあるニキビ外用剤〜種類〜


ディフェリン(アダパレン)


皮膚の中で角化異常を抑制する働き
ビタミンA誘導体
妊婦さん、授乳中、12歳未満は使用できない

べピオゲル(過酸化ベンゾイル)


角層剥離作用(ピーリング作用)
殺菌作用がある
衣類や寝具に脱色作用がある(色落ちしてしまう)

デュアック


べピオゲル+抗生剤(クリンダマイシン)
ざ瘡急性期に使用することが多い(3ヶ月まで)
衣類や寝具に脱色作用がある(色落ちしてしまう)

エピデュオ


ディフェリン+べピオゲル
ディフェリン、べピオどちらか使用できない人は使えない
ニキビの炎症が強い時期はエピデュオ外用+抗生剤内服併用することが多い
妊婦さん、授乳中、12歳未満は使用できない
衣類や寝具に脱色作用がある(色落ちしてしまう)

現在、私はエピデュオを使っています。
私の場合ニキビのできる場所がフェイスラインや顎に限定されているため、局部のみ使用しています。
全顔に塗ってしまうと、赤みやひりつきが強くなるためです。
エピデュオも脱色作用あるため、パジャマだけでなくバスタオルや枕カバーは色落ちします。

どうやったらここが脱色するの?というところまで脱色しています。
もはやこういった柄物のお洋服かなとも思ってきます。

ピーリング作用のあるニキビ外用剤〜副作用対策〜


アレルギーがなければ、基本的に続けていく薬になります。

保湿をしっかりする

保湿をしっかりした上で一番最後に塗るとひりつきにくい場合もあります
保湿剤は手持ちのもので良いですが保湿力の高いものを使用することをお勧めします。


朝はしっかり洗顔をして洗い流す


朝はしっかりとお薬を洗い流す必要がありますね。その上で保湿もしっかり行います。

ニキビができやすいところのみにつける

私自身も局部のみに使用しています。全顔の使用ももちろん大切ですが、副作用が辛い場合はニキビができやすいところを中心に塗っています。

ショートコンタクト法

どの方法を行なっても副作用が辛い場合は
→外用剤をつけて15分置いて洗い流す
15分程度おくとピリピリしていきます。そのあと、洗い流して通常通りのスキンケアをします。
できれば毎日使った方が良いと思います。ただ、続けられないから中止するのは勿体無いです。もちろん、アレルギー症状が出れば別の話ですが。

最後に


ニキビ治療をいえど、他にもビタミンCやケミカルピーリング、アゼライン酸など保険診療から自費診療まで様々です。まず相談しやすい医師のもとで相談するのが一番かなと思います。
私は、これらを使用し改めてニキビのコントロールしやすくなって生活の質が上がりました。
同じ悩みを抱えている方のお手伝いに少しでもなればと思います。

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