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sweetie30

去年の暮れからいかんせんど〜にも調子が良くない。
一年で一番好きな行事のクリスマスには絶賛コロナで寝込んでいたし、鼻っ柱に謎のかぶれができてなかなか治らないし、原因不明の顔面口腔痛で病院歯医者耳鼻科矯正歯科ハシゴするし、順調に厄年を歩んでいる気がする。

そもそも私は元来厄年など気に留めないタイプの人間なのですが、私の二つ上のスピってる従姉妹から新年早々「今年あなた本厄だからお祓い行った方がいいよ」などとわざわざ連絡を寄越されたせいで私は自分が本厄であると知ってしまったことから話は始まる。
スピ従姉妹は自分の本厄の年にどうやら結婚を考えていた恋人と揉めに揉めて破局したらしい。
スピ従姉妹はシンプルに性格が悪いので厄年は関係なくその結果だと思う。

しかし激しい熱量で語られるとあまり興味のない分野でも少し覗いてみたくもなる。
ので同年代の人間何人かに聞いてみたところ、厄祓いに行ったことのある友人が居た。

彼女は離婚してから金縛りが酷く元旦那の生き霊的なものを感じてお祓いに行ったとのことだったが、気前よくその時の写真を送ってくれた。
アパレル系の仕事をしている彼女ですら着こなせないほどのクソダサちゃんちゃんこを着ていた。
5千円〜1万円ほど包んでクソダサちゃんちゃんこ着せられてお経唱えながら頭バサバサされて可愛くないお札とか使いづらそうな箸をもらえるらしい。なんそれ。

調べてみてめちゃくちゃ納得いかなかったのが女の30代って基本ずっと厄年じゃん。本厄の前と後も厄年なのね、もうずっと詰んでる。
しかも厄年は「新しいことを始めてはいけない」て書かれてた。嘘じゃん。無理じゃん。30代入ってから私は強く「もう今しかねえな!」て気持ちになってめちゃくちゃ動くし余計なことしまくってる。

そもそも厄年とかの概念ってすごい昔からあるわけでしょ。
明治に決められた法律の離婚後300日問題だって今は文化も変わってきたし医学も発展したおかげで多少改正されることになったし、昔からあるものでもどんどん形を変わっていくし、変えていかなくてはならないところもあると思う。ていうかそうであってほしい。
もっと歳を重ねていくことを楽しめるような風習になっていけばいい。

30代って20代とは違う忙しさが出てくる。
身体の不調も一筋縄じゃいかないことあるし、大きなことを決めなきゃいけないことでてくるし、自分以外の問題が勝手にズブズブ入り込んできたりするし、ままならないことが多い。
できることが無限に増やせてた20代とは違って、自分にできないことを切り捨てる覚悟のようなものも必要になってくる。
そうなると本当の意味での厄祓いって神社ではできないんじゃないかなって気がする。
厄祓いに行くのがアホだとかいう話ではなくて、行ってはいこれで安心!病気も怪我もなし!て訳にはいかないよな〜て思う。

今まで自分が築き上げてきたもののメンテナンスのタイミングであったり、選別だったり、供養だったりすると思って向き合うしかない。



ちなみに厄年大先輩のうちのつよつよお母ちゃんは
「厄年に切れる縁なんて一番縁起いいわよ♡アタシ本厄に離婚したもん♡」
「厄祓いはね、神社なんか行かないでその分大好きな人たちのためにお金使うのが一番♡」
「新しいこと?どんどん始めてオッケー♡失敗したら厄年のせいにしちゃえばいいよ♡」
だそうです。


sweetie30/valknee
https://open.spotify.com/track/4SYzNipXdAQ5aBDOv6THbo?si=oFo9uRcoShKib0YGl2ezKQ

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