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「なぜ、結婚したのですか?」に対するベトナム人の答え

ホストファミリーが教授として勤めている大学の卒業式が本日開催され、その後のランチパーティーの時に話題になった話。

すごく気さくに話しかけてくれる男性がいて、生き生きしていたので、めっちゃ若い学生だと思っていたら、今年38歳で9歳の男の子がいらっしゃるとのこと。ベトナムで出会う30歳以上の人はほとんど子供がいる。それでいて、みんな今でもすごく青春時代を満喫しているように生き生きしている。

「奥さんとは、どこで出会ったのですか?」という会話から始まり、そもそも「なぜ、結婚したのですか?」と何人かの30代~40代の男性に聞いてみた。

まず、ホストファミリーのお父さん。こちらのお父さん、みんなでご飯を一緒に食べているときに、隣で奥さんがご飯をよそっているのを指さしながら、「すごくエクセレントでしょ?僕は、彼女と結婚できて幸せ者だよ」と気さくに話す。奥さんはもちろん、なんて周りの人々を幸せにする言葉なんだろうかと思う。

私「なぜ、結婚したのですか?」

ホストファーザー「幸せになるため。」

私「なぜ、今の奥さんを選んだのですか?」

ホストファーザー「僕が選んだのではなく、彼女の選択が大事。彼女が僕を選んでくれた。」

という。直球すぎて、圧倒されたのと、単純に私のベトナム語がそこまでで尽きたので、深く聞けなかった。でも、例え私がもっとベトナム語を話せたとしても、すでに答えは出ている気がした。

38歳の気さくに話してくれたTrungさん。

私「奥さんとは、どこで出会ったのですか?」

Trungさん「大学のラボで一緒だった。その当時、実は彼女がいたんだけど、奥さんに一目惚れし、彼女とは別れて奥さんと付き合った」

私「なぜ、結婚したのですか?」

Trungさん「運命だった。」

Trungさんは、他にもプロポーズの物語も教えてくれた。付き合って5年目、カフェで「結婚してほしい」と伝えたら、奥さんは何も言わずにただ微笑んだという。「だから結婚した」と。ベトナムでは、何も言わない、もしくは微笑む=YESだという。これ、面白いんだけど、結構ベトナム語をほとんど話さない外国人にとっては厄介であり、変に勘違いさせてしまうこともあると思う。

最後に、日本の琉球大学に4年半留学していたという男性(名前忘れたw)は、30歳のときに25歳のときに出会った彼女と結婚したという。

私「なぜ、結婚したのですか?」

男性「好きだから。なぜ、結婚しないのか?」

以上。

幸せ、運命、好き。

外国で、言葉を話せないことを理由に、話せたらもっと理解できるかもって思うときがほとんどだけど、もしかしたら、言葉を話せたとしても、結局答えはシンプルで、言葉の選択肢が多すぎたとき、物事は複雑になるのかもしれないと少し思った。

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