見出し画像

京都 古民家カフェ日和 古都の記憶を旅する43軒

"本書では(中略)取り上げる古民家カフェを『築五十年以上の建物を転用・再生したカフェ』と決めました。転用、つまり本来は違う目的で造られた古い建物にかけがえのない価値を見出し、カフェとして新たな生命を吹き込むこと"2021年発刊の本書はライター、喫茶写真家による京都古民家カフェ案内。

個人的には自身も京都、町屋住まいの一人として何かしら参考にしたいと考えて手にとりました。

さて、そんな本書では市の条例では『建築基準法が施工された1950年以前に建築された木造建築物で、伝統的な構造及び都市生活のなかから生み出された形態または意匠を有するもの』と定義される京町屋。それを転用したお洒落カフェを"お茶の香りを聞く""暮らしの記憶""旅人の記憶""コーヒーの時間""甘い歳時記""出会いと再発見の場所"とテーマを決めて分類、合計43ヶ店を豊富な写真、店主インタビューと共に紹介してくれているわけですが。

まあ春は花見に、秋は紅葉とありがたいことに全国から季節毎に観光に訪れてくれる方が多い京都ですが。本書で紹介されているのは割と【宿泊施設が多かったり有名観光スポットに近いお店】が多く、特に遠方からの方に本書をオススメしたいなと思いました。

また、流石に有名店が多いこと、及び前述の理由から自分自身は既に訪れたお店が多かったですが。それでもインタビューを通じて【店主の想いであったり、店の歴史について】より深堀して理解できたのは嬉しかったです。

古民家再生カフェ自体に興味ある方、京都に観光に訪れる機会のある方にオススメ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?