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媚びない人生

"媚びない人生を生きていくためには、人間としての強さを身につけなければいけない。人間、平和が一番ではあるが、戦うときはいつでも受けて立つ気概を持つことが求められる。"2012年発刊の本書は若者たちに向けた熱さと愛情に溢れた一冊。

個人的には人生も後半戦、浅学非才とはいえ流石に自身にとっての自己啓発的な本は普段は手にとらないのですが。とは言え【これから社会に出る若い人に代弁してくれるような本】が何かないかと本書を手にとってみました。

そんな本書は元、慶應義塾大学大学院の特任准教授の著者が、主にこれから社会に出る若者に向けて、現状、自分、社会、他者、仕事、人生、未来といった【それぞれと向き合う心構え】の様なことが綴られているのですが。特別な事は書かれていなくても、普段から学生たちと向き合っているからこその問題意識から発せられているシンプルな言葉たちは説得力があって共感できました。

また著者曰く"日本では不当な評価を受けやすい"自分にとっての【孤独を大切にする】必要性について書かれているのも、何かとSNSのフォロワー数や動画の視聴回数を絶対価値と考え、そんな"インフルエンサー"に【群れて威を借りてるような人から】兎角、威嚇されがちな羊もとい群れない野良猫気質な自分にとっては代弁してくれている様で私的に嬉しかった。

これから社会にでる若い人に向けて、代弁してくれる本を探す大人な誰かへ。また自分と向き合う為のアドバイスが必要な若者にオススメ。

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