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意外と知らない“古都”の歴史を読み解く! 京都「地理・地名・地図」の謎

"私は試験問題を監修しながら、京都ほど問題をつくる材料に事欠かない都市はないと痛感する(中略)そんな奥深い京都の謎についてまとめたのが本書である"2010年発刊の本書は京都検定テキスト監修者による地理、地名、地図から眺める京都ガイドブック。

個人的には京都検定の勉強も積み重ねている事からサブテキスト的に手にとりました。

さて、そんな本書はタイトル通りに時系列やエリア単位ではなく、地理や地名、地図に注目して【不思議地図】【新名所案内】【魔界案内】【珍名・奇名】【歴史地図】の5章、約190ぺーにて、80前後の様々な雑ネタが見開き1ページずつ。どこから読んでも良いように読みやすく散りばめられているわけですが。

率直にいってまだ半年くらいとは言え、いわゆる『京都本』を手にとり続けている私としては、全体的には【復習というか既知のネタも多かった】のですが。しかし、糞小路あらため『錦小路』ポルトガル語の"先にある町"あるいは"鼓の音"から『先斗町』といった【地名由来ネタはあまり詳しくなかったので】とても楽しく読ませていただきました。

また『京都本』と言うと、他意なく京都市内だけを取り上げる本が正直、多いのですが。本書に関しては市外、京都府全体ネタもあって。そのあたりも【情報としてバランスが良い】ように思いました。

観光や出張の空いた時間に読む一冊として。地図や地名を眺めるのが好きな人にもオススメ。

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