何回目かの今日が来て、確かにそこにいたことをカレンダーが知らせる
モノクロのフィルムみたいに
擦り減らす景色の中が一年ずつぼやけることに慣れてきて、たしかに君がいたことを考える時間だけ積もる
夜の海を抜ける列車

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